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Aside
騒動があったあと、阪上家に加担していた奴らが真選組を狙うようになっていた
あそこまで強大な勢力があったとは…
土方「これで何人目だ…」
山崎「20人目です」
そう、この数は隙を見られては撃たれた隊士の数だ
すると廊下から急ぎ足でこちらに向かってくる音が聞こえた
近藤「たいへんだ!!」
土方「どうした近藤さん」
近藤「阪上家が幕府のお偉いさんで問題侵したAを見廻組が捕まえにこちらに向かってるって…」
阪上家の裏にはそんな壮大な勢力があったとは…
『…大人しく捕まります』
土方「てめぇなにいってやがる」
『私が犯した事です、全て私が責任を負います』
沖田「……逃げやしょう」
土方「は?」
沖田「今からAだけでも逃げろ、見廻組は俺らが食い止める」
『逃げろって、皆に被害をおわせるようなことはさせない!』
土方「いや、そうだな総悟Aだけでも逃げろ武州まで行けば安全なはずだ」
なんで土方さんまで
私のせいでみんなが……
近藤「A、勘違いしてることがあるぞ」
『勘違い?』
近藤「Aだからじゃねぇ真選組の、俺らの仲間だから助けるんだ、仲間を助けるのに理由なんざいらねぇだろ」
仲間
沖田「今回は幕府の裏の組織のやつが動いてるらしいでさァ、松平のとっつぁんに連絡さえすれば止められる可能性もありやすが今からじゃあ間に合わねぇ」
土方「総悟の割にはよく調べてんじゃねぇか」
沖田「今すぐAは武州に向かってくだせぇ」
『…』
土方「A」
『…は…い』
土方「俺たちを信じろ」
『!』
仲間を信じる
そうだ
そうだった
私はいつも1人で突っ走って
そうだ
信じよう
私の仲間を
『わかった…ありがとう』
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作者名:三日月 | 作成日時:2020年8月23日 0時