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MISSION:2 ページ3

「はぁ〜尊い……」


「……あんたってほんと残念な性格してるわよねぇ」


食堂でアーニャとダミアンが言い合いをしている様子を眺めながら、カレシーは幸せそうにほうっと息を吐く。隣にいるベッキーはカレシーに若干引いている。


「僕の性格? 普通じゃないかな?」


「どこがよ。普通の人は同級生が喧嘩してるのを熱っぽい目で見ないわよ」


「ベッキーちゃん。僕の世界はアーニャちゃんとダミアンくんによって廻っていると言っても過言ではない。彼らが僕の全てなんだよ」


「……あんたに普通を求めることが無理ってことはよ〜くわかったわ」



本当にどうしてこうなった?という疑問が最近のベッキーの頭を占めている。
何かとある出来事が彼をこんな風に変えてしまったのか……と考えるが思い当たる節がない。そこまで考えるとベッキーは考えることをやめる。そもそも、ベッキーのタイプはアーニャの父親であるロイド・フォージャーのような人間である。こんな目をハートにして同級生を見つめるような変態では断じてない。



「あっ!ベッキーちゃん見て!今、ダミアンくんが照れたよ」


「ふふ、あいつも素直じゃないんだから」


まあ、一緒にいる分はそこそこに楽しいのでこれからも友人でいたいとベッキーは思った。


「くそう……写真撮れば良かった…!!あれは永久保存案件の顔だろ……!!」


……やっぱり友達でいるのやめよっかな。

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だっふぃー - 好きです!ダミアニャは可愛いですよね〜 応援してます! (2023年1月15日 19時) (レス) @page4 id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
六花。 - ダミアニャが好きな男の子視点とか好きすぎます…!更新、応援してます!! (2022年5月29日 0時) (レス) @page1 id: 93623288f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - わわこの作品ほんっとに大好きです!!!更新頑張ってください!!! (2021年5月27日 19時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜廼優衣 | 作成日時:2021年3月11日 21時

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