131話 先勝 ページ49
「京子！？」
「なっなんでココに〜〜！？」
ツナの驚く声に答えるように現れた家光さん。
「娘さん達がコロネロを探してたんでエスコートしたんだ」
いや何でこんな危ないとこ連れてきたの！？
見れば後ろに花もいる。
「なんかやばいよ……はっ？ Aも何でいるの！？」
「……ハハハ」
「お兄ちゃんどうして！？ 傷だらけだよ！」
言いつつリングへ駆け寄る京子。
「あらまぁ、あなたこの坊やの妹なの？ お兄ちゃんはねぇ私との戦いに敗れ殺されるのよ♡」
少し不安そうに、でも眉は吊り上げて
「お兄ちゃんやめて……！ ケンカはしないって約束したのに！」
あぁ、天然でよかった……←
「お兄ちゃん！」
「……あぁ、たしかに額を割られたとき……もうケンカはしないと約束した……」
言いながら、ゆっくりと起き上がる先輩。
「だがこうも言ったはずだ……俺は男だ、どうしてもケンカをしなくちゃならない時がくるかもしれない」
京子の目には涙が溜まる。
「しかし京子がそれほど泣くなら、もう俺は……負けんと……！！」
そして、立ち上がった。
勢いのままルッスーリアさんに向かっていく。
「まったくしつこいわねぇ、これで終わりにしましょ」
相手はあのフットワークで迎え撃つ。
「マキシマム……キャノン！！！」
相手のメタル・ニーに拳が当たる。
その拳は、太陽のように光って見えた。
「うぎゃぁああああっ！！」
鋼鉄のそれは砕かれて、激痛にのたうち回る相手。
「お兄さんのパンチが、決まった！！」
「嘘よぉ！ メタル・ニーが砕かれるなんて！！」
先輩の勝利にみんなに笑顔が広がる。それを見届けたコロネロも京子たちを連れて帰って行く。
だけど、相手はリングを渡さず勝負を続けようとする。
どうしてだろう、もう勝敗は決まってるのに。
その時だった。
重い銃声が聞こえ、ルッスーリアさんの背から大量の血が噴き出す。
相手側のロボットの仕業だ。
あちらでは弱者を消すという方針があるのだとリボーンさんは言う。
「今ルッスーリアは戦闘不能とみなされました。よって晴の守護者戦は笹川了平の勝利です」
平穏だった日常が
本格的に裏の世界へ染まりだす
激化していく抗争に
さらに翻弄されるのは
また、次のお話で
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桜もち(プロフ) - 2万hit突破してた、みなさんいつもありがとうございます！ (2017年8月4日 17時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - こちらも10,000hit突破！！感動です……皆様本当に、いつもありがとうございます！！ (2017年1月30日 21時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» ありがとうございます！ですよね、細かく書きたかったんですけど、さすがにちょっと削ることにします！ (2017年1月29日 20時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - リング戦結構長いですよね… 何だったら戦闘シーン少し位削ってもいいと思います。 頑張ってください (2017年1月28日 18時) (レス) id: 2e2894c595 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 守護者戦、意外と長い……！ (2017年1月27日 23時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
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