128話 晴の守護者戦 ページ46
チェルベッロの宣言。
その瞬間、視界がパッと白くなった。
眩しくて、目が開けられない。
「リングが光ってる―――っ！！」
と、ツナの声が聞こえた。
そうか、これは特設リングの照明か！
「この特設リングは晴の守護者の決戦にふさわしく設計された疑似太陽により照らされる日輪のコロシアムなのです」
そんなチェルベッロの説明が聞こえる。
笹川先輩、これじゃまともに戦えないんじゃ……
「！！」
殺気を感じ、素早く右へ避ける。
「あらぁ？」
確か……ルッスーリア？ さんの声が聞こえた。
「よく避けられたわねぇ♡すごいわ〜」
「そういえばルッスーリアさん、サングラスしてましたね」
暗い視界の外で、ルッスーリアさんが笑った。
「守護者優先じゃないんですか？」
「この状態じゃ、あの坊やも戦えないでしょ？ なら先に月の守護者を倒しておこうと思ったのよ〜」
「なるほど」
「いや、A納得してる場合じゃないでしょ！？」
ツナの鋭い突っ込み。
まぁ、それはそうなんだけど……
「行くわよぉ！」
見えないし、どこにいるか細かくは分かんないから先輩に当たったら大変だ。
なら……！
私は短剣を抜き、スパパパッと自分の周りを斬った。
向かってくる殺気。
これは、どこからだ……？
私はニッと口角を上げた。
「まぁ！！」
ルッスーリアさんの驚嘆の声。
よし、かかった。
私がやったのは雲雀さんと戦ったに使ったあの技。
あれならどこにいるか見えなくても、カウンターになる。
「ふぅ〜、伝説の守護者ってのも伊達じゃないわねぇ……いいわ、先に坊やを倒しましょう」
「……！ 笹川先輩！！」
私の前から消える殺気。
「ぐあっ！」
笹川先輩の呻き声。
ターゲットは変わったらしい。
「先輩にもサングラスを！ これじゃ不公平だよ！！ ツナ！」
「う、うん！」
「いけません」
ツナにそう言うも、チェルベッロに止められる。
勝負中の守護者との接触は禁止らしい。
「そんな……」
「キタネーぞ！！」
ツナ、獄寺と続き私もその場で歯噛みする。
「あーらこの感触思ったよりいい肉体してるわ、ますますタイプ♡」
「どこだ！？」
ヒュンヒュンと風を切る音。
どうやら先輩のパンチが空ぶっているらしい。
「こっちよ」
ルッスーリアさん先輩を殴る、鈍い音がした。
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桜もち(プロフ) - 2万hit突破してた、みなさんいつもありがとうございます！ (2017年8月4日 17時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - こちらも10,000hit突破！！感動です……皆様本当に、いつもありがとうございます！！ (2017年1月30日 21時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» ありがとうございます！ですよね、細かく書きたかったんですけど、さすがにちょっと削ることにします！ (2017年1月29日 20時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - リング戦結構長いですよね… 何だったら戦闘シーン少し位削ってもいいと思います。 頑張ってください (2017年1月28日 18時) (レス) id: 2e2894c595 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 守護者戦、意外と長い……！ (2017年1月27日 23時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
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