125話 月の仕様 ページ43
「私を、かける？」
チェルベッロの言葉の意味が分からないのは私だけじゃないようで、ツナ達他、ヴァリアーの人達も怪訝な表情を浮かべていた。
チェルベッロが説明を始める。
「今回、皆様もご存知の通り初代以来の月の守護者が現れました。それが風切A様です」
「本来、リング争奪戦は同じリングを持つ者同士の対決ですが、月のリングの適応者は
A様しか存在しません。そのためA様の持つボンゴレリングは完全な状態のはずです」
指につけたリングは確かにツナ達のものとは形が違う。私は頷いた。
「初代以来となります月の守護者の再来において、次期ボスのファミリーには月の守護者が居る必要があります。」
「よって、皆様には自分のリングの他に、月の守護者も争奪して貰います」
淡々とそう述べるチェルベッロの2人。それにしても争奪？ 人を物のように……！！
「争奪って言ったってどうすりゃいいんだぁ？」
ヴァリアー側のスクアーロさんが問う。
「はい、こちらを使って頂きます」
そう言うと、彼女達はそれぞれの晴の守護者にロープを投げた。
「えっ、もしかしてそれで私を縛って捕まえろって？」
「端的に言えばそうなります。もしくは、戦闘不能にして味方チームに持っていきます」
嘘でしょ！？ なにその原始的な……雑な感じは！！
「そ、それだけですか？」
一応尋ねてみるといいえと首を横に振った。
「月の守護者に関しては、毎戦コイントスで参戦するかどうかを決めます。そして、勝った方に次の対戦までいてもらうことになります」
「え……どういうこと？」
ツナが言う。正直私にもよく分からない。
「月の守護者は今は沢田氏側についてらっしゃいますが、最終的にXANXUS様側につくことも予想されますので、A様には争奪戦の最中に次期ボンゴレファミリーとの関係を築いて貰います。」
「そのため、月の守護者を争奪戦で勝ち取った方のチームに、次の月の参戦まで滞在してもらうことになります」
「あの女！ 何が最終的にだ！」
と獄寺が怒って言う。つまり私は、ヴァリアーの人がこの戦いで勝ったらヴァリアーの方で暮らしてないといけないってこと！？ 超絶嫌なんですけど、怖いし。
「というか、なんでコイントスで決めるにしても、毎戦じゃないといけないんですか？ それに私を捕まえる意味って？ 勝った方についていけば良くないですか？」
私は再び質問した。
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桜もち(プロフ) - 2万hit突破してた、みなさんいつもありがとうございます！ (2017年8月4日 17時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - こちらも10,000hit突破！！感動です……皆様本当に、いつもありがとうございます！！ (2017年1月30日 21時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» ありがとうございます！ですよね、細かく書きたかったんですけど、さすがにちょっと削ることにします！ (2017年1月29日 20時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - リング戦結構長いですよね… 何だったら戦闘シーン少し位削ってもいいと思います。 頑張ってください (2017年1月28日 18時) (レス) id: 2e2894c595 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 守護者戦、意外と長い……！ (2017年1月27日 23時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
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