朝の一コマ2 ページ39
ちょっと待て、とベルさんが前に出る。
「俺覗きなんてしてねーし」
「いや、してましたよね。してないって証拠ありませんよね」
「だって俺王子だもん♪」
お決まりのそれに再び切れそうになるのを抑え、にこやかに対応する。
「じゃあ何で私の寝室にいたんですか？」
「姫に寝起きドッキリしようと思って待ってたんだけど、あのオカマが起こしちゃったから出るタイミング無くなっただけだし」
「そういえば、ベル昨日そんなこと言ってたね」
マーモンさんが同意すれば、それは事実とわかる。だが、
「紛らわしい真似すんな堕王子！！」
ついにブチ切れてしまった私はベルさん、もとい堕王子を追いかける。
「やべ、姫怒ってる〜♪」
廊下を走り抜け部屋から短剣を持ってきて、斬撃を飛ばす。
「死ね堕王子！！」
「やなこった♪」
ナイフによって相殺される。
やがて、気付かない内に朝食会場に辿り着く。
「お……おはよう……！」
レヴィさんの声に「おはようございます！！」とやけで大声で挨拶を返す。
横では何故かガッツポーズしているレヴィさん。
「ゔおぉい！ うるせぇぞぉ！」
「隊長の方がうるさいわよ〜」
スクアーロさん、ルッスーリアさんと続き、横では黙々と食べるマーモンさん。
そして、XANXUSさん。
このドタバタ騒ぎも、ヴァリアーでは日常らしい。
最初は引いていたのに、いつの間にか私が騒いでしまっている。
と、XANXUSさんが皿を堕王子と私にヒットさせた。
「いでっ」
「いっつ」
怒らせてはマズイと私は渋々席に着いた。
「逃げ切れたから俺の勝ち♪」
「いやこれただの小休止だから」
私達はそうして言い合いながら朝食を食べた。
「Aちゃんも朝から元気ね〜、もういっそずっといればいいのに〜」
「お前なら歓迎するぞぉ！」
「あはは、まぁそれはまた今日の勝負の結果次第で」
そうして、騒がしいヴァリアーでの1日はスタートしたのだった。
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分かったこと、
私は短編書かない方がいい(グダグダだったし、まとめるのがクソ下手)
ギャグってこんなんでいいんでしょうか！？
というかベル君ばっかりでゴメンナサイ……。
以上2つ短編でした！
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