121話 勅命 ページ35
少しの間、そうしてヴァリアーの方々に注目される私。
変な緊張をするので、大人しく山本の後ろに隠れる。
「あのリングは……そうか、てめーが月の守護者かぁ」
スクアーロと呼ばれたロン毛に早くもばれる。まぁ、だから何といった感じなのだが。
「たしか今回、初代の時以来に月の守護者が現れるんだったね。へぇあの子がそうなんだ」
と、赤ん坊。ししっといたずらっぽく隣のティアラを乗せた男が言う。
「ってことは、あのリングも奪う感じ？」
「そうなるわね！」
「……美しい」
と続けて言われる。ん、最後の何？
しかし個性的な面々だな………そう思っていると茂みからまた一人、男が増えた。
その男は、顔に傷があり威圧的なオーラを放っている。
「でたな……まさかまた奴を見る日が来るとはな、XANXUS」
リボーンさんが言った。XANXASと言うその人は、ツナをにらむ。
あまりの殺気に、ツナがよろけ獄寺たちも動けない。
「沢田綱吉……」
呟くと、手から光が放たれる。
周りの部下たちは焦っている。咄嗟にリボーンさんが言う。
「やべーぞ、逃げろ！」
「死ね」
殺気のせいで思うように体が動けず、ツナは逃げ遅れる。ヤバい……！
その時、どこからかツルハシがXANXASさんの前に現れその手の光が消える。
「待てXANXAS、そこまでだ。ここからは俺が取り仕切らせてもらう」
投げられた方へ視線を向けると、私を呼んだあの男の人が立っていた。
「と、父さん！？」
「なっ10代目のお父様！？」
その言葉になぜか焦る獄寺。へぇ、あの人ツナのお父さんだったんだ。
「家光……」
「てめー……何しに」
家光さんに警戒心を剥き出しにして剣を向けるスクアーロさん。家光さんも睨み返す。
「XANXAS、お前の部下は門外顧問であるこの俺に剣を向けるのか」
睨みあう二人。両者からは痛いほどの殺気を感じた。
家光さんの話、そしてリボーンさんの話を聞いているととんでもないことが分かった。
ツナのお父さんは、なんとボンゴレの実質ナンバー2だったのだ。
ついでに、XANXASは9代目の息子らしい。
そして今回、後継者を巡って史上稀にみるボンゴレの9代目と家光さんの意見が食い違いで、
混乱するボンゴレに9代目が死炎印のついた勅命を出したのだとか。
その内容を家光さんが読み上げ、つまり、とまとめる。
「同じ種類のリングを持つ者同士の1対1のガチンコ勝負だ」
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桜もち(プロフ) - 2万hit突破してた、みなさんいつもありがとうございます！ (2017年8月4日 17時) (
レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - こちらも10,000hit突破！！感動です……皆様本当に、いつもありがとうございます！！ (2017年1月30日 21時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» ありがとうございます！ですよね、細かく書きたかったんですけど、さすがにちょっと削ることにします！ (2017年1月29日 20時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - リング戦結構長いですよね… 何だったら戦闘シーン少し位削ってもいいと思います。 頑張ってください (2017年1月28日 18時) (レス) id: 2e2894c595 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 守護者戦、意外と長い……！ (2017年1月27日 23時) (レス) id: 1907d70f44 (このIDを非表示/違反報告)
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