85話 出発 ページ42
ツナと別れて30分後。
約束の時間に私は家を出る。
着慣れたパーカーに、腰に短剣の入った黒いポーチを巻く。
私はすぅっと息を吸って鏡の前の自分と対峙した。
怒って冷静さを欠かすのは、私の悪い癖だ。
剣を出す時の時間のロスは最小限に。
ぶつぶつと呟くと、私はよしっと気合を入れる。
雲雀さん、私はあなたが無事だと信じます。
だって雲雀さんですから、最恐風紀委員長ですから。
だから、あなたに見合う働きを私なりにしようと思います。
もし、もしも何かあったなら、今から行きます。
待っていてください。
私はそう思い、覚悟を決めてツナの家に走って向かった。
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「あ、山本！」
玄関先にいた彼に声をかける。
山本は手を振って近づいてきた。
「よっ！ そういやぁAもマフィアごっこに入るんだってな！ 小僧から聞いたぜ！」
「ごっこ？ ……まぁそうだよ。だから私も一緒についてくよ、そういえば獄寺は？」
「あぁ、そこにいるぜ」
指さした方向に目を向けると門柱に張り付いている獄寺。
「獄寺、体平気なの？」
「心配はいらねーよ。てか、お前ボンゴレに入るんだってな」
「え？ まぁね」
「10代目の右腕は譲らねーからな」
何を言うかと思えばお決まりのセリフ。
私は笑いながら「狙ってないから」と言った。
家から出てきたツナとリボーンさん。
それと、ビアンキさんだ。
「久しぶりね、A」
「こんにちは、勉強会の時以来ですからねー。ビアンキさんも行くんですか？」
「えぇ」
本当は、かぶっているリスの着ぐるみについても聞きたかったが飲み込んだ。
おそらく獄寺のためだろう。
「よし、そろったな」
リボーンさんの一声。
みんなの目つきが変わる。
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さぁ、骸退治に出発だ――――！！
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ささら(プロフ) - はじめまして、最近読みはじめました。文句とかクレームではないのですが、76話の夏祭りが夏休みになってるのですが、夏休みで大丈夫ですか？いきなりですみません。小説面白いです。続きも読ませて頂きますますね。長文失礼しました。 (2018年8月28日 12時) (
レス) id: 48abc9c141 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 気づけば20000hit突破！！本当に嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年3月28日 13時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 気づいて下さって良かったです！おかげさまでノートも見つかってパート３を書いてるところです。これからもよろしくねお願いします(*^-^*) (2016年12月29日 19時) (レス) id: 7a3c0441dd (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 復活したんですね!良かったです!下書きノート探し、頑張ってください (2016年12月29日 18時) (レス) id: 66e4a81c26 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 本当にありがとうございます！ そう言ってくださって本当に嬉しいです！ お待たせして申し訳ありません、超亀更新ですが今日から更新再開します！ これからもよろしくお願いします！！ (2016年12月17日 14時) (レス) id: bdfc419512 (このIDを非表示/違反報告)
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