84話 的中 ページ40
茫然と言う私を、リボーンさんの瞳がとらえる。
「雲雀さんが、倒して、帰ってきますよ……？」
リボーンさんは私を見つめ、言った。
「ヒバリがまだ帰ってきてねぇのは分かるな？」
「はい」
「強ぇあいつがこんなに帰りが遅いってことは何かあったってことなんだ、分かるか？」
「でもっ、雲雀さんが負けるわけっ……！！」
「負けたとは言ってねえ」
リボーンさんは私をなだめつつも、諌めるように言う。
「負けてねぇかもしれない。
でも、少なからず何かあったはずなんだ。例えば、何か足止めを食らうようなこととかが。」
「……っ」
「だったら、何が起きてんのかはわからねぇがその間にこれ以上犠牲者が増えねぇように、
俺たちが行こうって話だ。わかったか？」
リボーンさんは赤ちゃんなのに、何でこんなに大人っぽいんだろう。
彼の言葉は私の中にすっと入ってくる。
「はい。私もそう思います」
「そうか」
「リボーンさん、」
私は彼に頭を下げた。
「私もツナ達と一緒に骸を倒しに行ってもいいでしょうか？」
彼は少し考えてから言った。
「だが、これは俺たちマフィアの問題だ。一般人であるお前を巻き込むのは……」
「だったら、入れてください、ツナのファミリー！」
その時、ニヤッとリボーンさんが笑ったように見えたけど……気のせい？
「前に勧誘された時は断ったけど自分の友達を所属が違うからって守れないのは嫌なんです！ 本当はそんなマフィアとか嫌だけど、それで友達が守れるなら、それで大切な人に手が届くなら……！」
今一度リボーンさんを見つめ、また頭を下げる。
「お願いします、私をツナのファミリーに入れてください！ そして骸討伐に一緒に行かせてください！」
「いいぞ」
「へっ？」
あっけないほどに彼の返事は軽く、驚いた。
彼を見るとにやにやと笑っている。
「お前ならそういうと思ってたぞ、さすがだな、A」
……なぜだろう。
ここはありがとうございますと言うべきなのに、
なぜかはめられたきがする。
それでもちゃんとお礼は言って、ツナに言った。
「これからよろしく、ボス」
「えぇ！？ Aも入っちゃったの！？」
ていうかボスはやめてよ、とげっそりするツナを見てやっと私は笑ったのだった。
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ささら(プロフ) - はじめまして、最近読みはじめました。文句とかクレームではないのですが、76話の夏祭りが夏休みになってるのですが、夏休みで大丈夫ですか？いきなりですみません。小説面白いです。続きも読ませて頂きますますね。長文失礼しました。 (2018年8月28日 12時) (
レス) id: 48abc9c141 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 気づけば20000hit突破！！本当に嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年3月28日 13時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 気づいて下さって良かったです！おかげさまでノートも見つかってパート３を書いてるところです。これからもよろしくねお願いします(*^-^*) (2016年12月29日 19時) (レス) id: 7a3c0441dd (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 復活したんですね!良かったです!下書きノート探し、頑張ってください (2016年12月29日 18時) (レス) id: 66e4a81c26 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 本当にありがとうございます！ そう言ってくださって本当に嬉しいです！ お待たせして申し訳ありません、超亀更新ですが今日から更新再開します！ これからもよろしくお願いします！！ (2016年12月17日 14時) (レス) id: bdfc419512 (このIDを非表示/違反報告)
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