74話 花見 ページ30
桜舞う春がやってきた。雲雀さんは桜が好きらしく、私を含む風紀委員数名は花見の場所の見張りをさせられていた。
それにしても、綺麗だなぁとあたりを見回す。
丁度この頃満開になったところらしく、これなら雲雀さんも気に入ることだろう。
と、そこへこの場に似合わない鈍く痛々しい音が聞こえた。
音の方へ行くと、風紀委員一名が倒れている。やったのは……
「あれ、A？ どうしてここに？」
そう言ったのはツナだ。
獄寺がこの人を倒しちゃったらしい。
「ツナ、悪いけどここ風紀委員が仕切ってんだよね。帰った方がいいと思うよ」
「えーー！？」
「Aてめぇ、ヒバリの肩を持つ気かよ！」
「まぁまぁ。みんなで花見すりゃあいいじゃねぇか」
相変わらずうるさい獄寺を山本がなだめる。
そこへ、
「何やら騒がしいと思えば、君達か」
「あ！ ヒバリさん！！」と言い、青ざめるツナ。
「僕は群れる人間を見ずに桜を楽しみたいからね。彼らに追い払ってもらっていたんだ」
つかつかと倒れた風紀委員の人に歩み寄る雲雀さん。
「でも君は役に立たないね、弱虫は……土にかえれよ」
トンファーをふるいその人を倒す。
そして私の方をじろりと見た。
げっ……
「君もかい……？」
「いえいえいえっ！ 私が見張っていた方ではすべて人は追い返しましたよ！」
「ふぅん、そう。まぁいいや」
ふと気が付くといつの間にか桜の枝にリボーンさんが座っていた。
あと知らない男もいた。
雲雀さんはリボーンさんに会えて少しうれしそうな表情をする。
その後二人は何やら話し合い、花見の場所をかけてツナ達と雲雀さんでゲームをすることになったらしい。
だが、ツナは猛烈に反対している。
「ええ！ それってケンカ！？」
「心配すんな、そのために医者も呼んである」
医者？
あぁ、あそこで酔っぱらっている男のことだろうか。
ツナ達にシャマルと呼ばれていたその人は雲雀さんに近づいた。
「へーーお前が暴れん坊主か。おまえ……おっ！」
シャマルさんが何か言いかけたところで私に気付いて駆け寄ってきた。
え、何？
「君可愛いねー！、チューしてあげる〜〜！！」
「はっ！？」
突如その人は私にキスを求めて走り寄ってくる。
いや何で？ てかキモイから！
そう思い私は逃げた。
「ちょ、来ないでくれます！？」
「チュ〜〜〜」
聞いてないし！！
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ささら(プロフ) - はじめまして、最近読みはじめました。文句とかクレームではないのですが、76話の夏祭りが夏休みになってるのですが、夏休みで大丈夫ですか？いきなりですみません。小説面白いです。続きも読ませて頂きますますね。長文失礼しました。 (2018年8月28日 12時) (
レス) id: 48abc9c141 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 気づけば20000hit突破！！本当に嬉しいです、皆様いつもありがとうございます！ (2017年3月28日 13時) (レス) id: 840f834652 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 気づいて下さって良かったです！おかげさまでノートも見つかってパート３を書いてるところです。これからもよろしくねお願いします(*^-^*) (2016年12月29日 19時) (レス) id: 7a3c0441dd (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 復活したんですね!良かったです!下書きノート探し、頑張ってください (2016年12月29日 18時) (レス) id: 66e4a81c26 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 甘楽さん» 本当にありがとうございます！ そう言ってくださって本当に嬉しいです！ お待たせして申し訳ありません、超亀更新ですが今日から更新再開します！ これからもよろしくお願いします！！ (2016年12月17日 14時) (レス) id: bdfc419512 (このIDを非表示/違反報告)
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