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Episode ７９ ページ19
上級生は何回が来ていることもあってスムーズに進んだ一日目。
サッカー部だからマネージャー以外は男子。
うるさいのは注意するけどそこまででもないしね。
｢翔くん。｣
｢あ、お疲れ様｣
｢今日は怪我人3人。擦りむいただけだから大丈夫だと思うけどね。｣
｢了解。｣
紙を受け取ってファイルして。
夕飯、お風呂ときちんと済ませれば難所は就寝。
｢消灯だぞー｣
無理矢理電気を消して行く。
｢｢わーーまってー｣｣
｢はい、おやすみー｣
大丈夫かな、よし。
先生とコーチで少し話して、もう1度見回りをして、俺らも就寝。
｢潤ー消していい？｣
｢いいよー｣
ここまでは順調だったんだ。
・
｢…はあっはあっ…っ｣
また夢を見た。
慌てて目を開ければ夢の中身は覚えていないのに真っ暗な部屋で怖くて。
｢いっ…｣
電気をつければ頭がガンガンして思わず声が漏れる。
｢ちょっと！大丈夫？｣
｢夢、見てた…記憶…｣
｢え…？｣
二宮の部屋に入ったことも、記憶が無いことも智くんから聞いてるとは思うけど夢見るなんて誰にも言ってなかったから。
｢今回が初めて？｣
小さく首を横に振ればもう…と少し呆れた声。
潤が同じ布団に入ってきて
｢横にいるから寝ちゃいな。また夢見たら起こしていいからね｣
その言葉と温もりに安心してまた眠りについた。
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作者名：みーたん | 作成日時：2018年1月6日 17時
