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『..........ふーん。ま、分かった分かった。んで、キミが祓い屋だとしてさ。どうして私は祓われなきゃいけないの？』
「そっ.....そりゃあ、人を屋上から突き落とすなんて物騒な噂だからだ！！」
『私、人を屋上から突き落とすなんて悪趣味なコトしませんけど』
「とにかく..........って、はぁぁぁぁ！！？？」
今度はオレが目を丸くさせて叫ぶ番で。目の前のそいつは、『ホントホント、』と急に真面目な顔して頷いた。
『てゆーか私、天気を変えられるなんてカミサマみたいなコト出来ないよ。ただの幽霊の私がましてや屋上から突き落とすなんてできるわけないじゃん〜〜』
「なっ..........い、いやだって噂に..........」
『あー.....噂。そうそう、ここの噂のシステムどんな風になってんのか知らないけど、気付いたら流れてたんだよねー.....。なんでだろ』
..........いや、何でその噂の張本人があっけらかんとしてんだよ..........。
もはやこのオレでこそ呆れるレベルの雑さに、そいつはえへへと苦笑いした。
.....でも、ここでふと考える。人を襲わないということは、この怪異は安全なのか？いやでも、いつか暴走するかもしれないし.....。
すると、何故かヤツは急に笑って、オレにグッと詰め寄った。
『..........私のこと、祓ってもいいよ』
「は？」
何言ってんだこいつ、とオレは思う。意味が分からなかった。祓ってもいいよ、何て自分から言うバカがどこにいる？
.....いや、ここにいたけれど。オレは「.....何言ってんだよ、お前」と困惑しながら言う。
『..........私ね、今何でここにいるのか分かんないんだよね』
そう言って、ヤツは少し悲しそうに笑った。
『私さ、キミみたいに胸を張っていられる人生じゃなかったんだ。どうでもいい人生だった。これでいいのか、本当は違うんじゃないのか.....って自問自答を繰り返して。結局死んじゃったけどね』
..........何も、言えなかった。怪異にも、こんな風にちゃんと感情があるって、正直意識してなかった気がする。
ヤツは笑ってるけど、泣いてるみたいだった。泣いてるのか笑ってるのか、分からなかった。
「..........どうでもいい人生だったとか、言うなよ」
『..........え？』
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はる(プロフ) - なんか、すごい好きなんです。源かいちょーとのからみがみたいっ…(/ω・＼)ﾁﾗｯ (8月20日 9時) (
レス) @page29 id: ebc2548563 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ゆーはさん» ゆーはさん！！ありがとう御座いますっっ。はい、ついに愛しの寧々ちゃん登場です笑 よかった、いつ出そうか迷いに迷ってたんですけど、ようやく出せました…。更新頑張る！ (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーは - 遂に寧々ちゃんがでましたねwやっぱり飽きずにめっちゃ読めます！←(((日本語がおかしい))) 頑張って！！ (2020年6月15日 5時) (レス) id: 2d623a7760 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - みかんさん» エッ、やだなにこの嬉しすぎるコメ.....好き(( ありがとうございます！正直変わった感じの作品なので心配だったのですが、そう言って頂けると光栄です.....！！更新、本当頑張れますっ。 (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ミクさん» ミクさん、いつもありがとうございます.....！はいっ、この作品の書き方にも大分慣れてきました。引き続き頑張ります！ (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらみるく | 作成日時：2020年6月5日 19時
