▽２４ ページ25
―――――――――――ガイコツは、Aの差し出した手を静かに見下ろした。そして再び、顔を上げてAの顔をまじまじと見る。
『.....？』
きょとん、とした顔でガイコツを見つめ返すA。その表情には、何の悪意も無くて。
「..........うウッ、ご、ごメンなサイ.....！！」
ガイコツは、Aの手をしっかり握った後、声を上げて大粒の涙をボロボロと溢す。そんなガイコツに、Aはニッと笑った。
「......ったく、もうアンタはお人好しなんだから」
「..........俺達の負けってワケねェ」
俺の隣で、諦めたように、呆れたように、でも少し微笑むように二人はため息をついた。.....それは、俺も同じで。
..........ホント、お人好し。俺はそう呟いて、向けていた包丁を静かに懐へ閉まった。全く、襲ってきた相手を助けるバカが、どこにいるんだか。
でもきっと..........そのお人好しさこそ、Aの長所なんだろう。俺も、泣き出したガイコツに慌てるAを眺めながら、一人でちょっと笑った。
―――――――――――――――――
―――――――――
『いや〜、でもガイコツくんももう人は襲わないって誓ったし。めでたしめでたし、ですn」
「俺はそうにはできないんだけど」
『えっ？？』
.....あの後、ガイコツくんやヤコ姐さん、土籠先生と別れて、七番様と暗い廊下を歩いていた時だった。
何故か、七番様はそうハッキリと言い切った。
『..........七番様？』
「.....何」
『え、怒ってます？』
「....................別に」
いやいやいや、今めっちゃ間が空きましたよねどう考えても！！？？え、私何かしたっけ？と、今までのコトを振り返ってみる。
.....どう考えても、七番様が怒るようなコトした覚え無いんだけど.....。ていうか、七番様さっきまで普通じゃなかった？え？何で？？
私は、こっそりと横を歩く七番様の横顔をチラリと見た。七番様の表情が、暗くて見えない。.....心なしか、そっぽを向かれているような.....。
『..........お〜い、七番様ぁ..........』
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はる(プロフ) - なんか、すごい好きなんです。源かいちょーとのからみがみたいっ…(/ω・＼)ﾁﾗｯ (8月20日 9時) (
レス) @page29 id: ebc2548563 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ゆーはさん» ゆーはさん！！ありがとう御座いますっっ。はい、ついに愛しの寧々ちゃん登場です笑 よかった、いつ出そうか迷いに迷ってたんですけど、ようやく出せました…。更新頑張る！ (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーは - 遂に寧々ちゃんがでましたねwやっぱり飽きずにめっちゃ読めます！←(((日本語がおかしい))) 頑張って！！ (2020年6月15日 5時) (レス) id: 2d623a7760 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - みかんさん» エッ、やだなにこの嬉しすぎるコメ.....好き(( ありがとうございます！正直変わった感じの作品なので心配だったのですが、そう言って頂けると光栄です.....！！更新、本当頑張れますっ。 (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ミクさん» ミクさん、いつもありがとうございます.....！はいっ、この作品の書き方にも大分慣れてきました。引き続き頑張ります！ (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらみるく | 作成日時：2020年6月5日 19時
