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「ったく、気味の悪いガイコツね..........そんなんだから一生モテないのよ、ふんっ!」
『..........え、』
その低い声と、もう一つの高い声。私には、その二つの声に聞き覚えがあって。すると、七番様が驚いたように口を開く。
「..........二番、土籠..........」
――――――――――――――なんとまぁ、頼もしい人達の登場だろうか。
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現れたのは、白衣を身に纏っていてものように面倒くさそうにした土籠先生と、美しい着物に耳元に鈴がついた女性.....。
『どなたですか??』
「あぁんっ!!??アンタ、いつもお世話になっているこのあたしが分からないなんて.....!!」
『あ、その声はヤコ姐さん』
「A、もしかして分かっててやってる??」
てか、ヤコ姐さんて人間にもなれたんだ。狐のくせに美人とか何なんですか(震)。
..........ってゆーのは置いといて。地面に倒れ込んでいた私と七番様を、二人が抱き起こしてくれる。
ふと、土籠先生は顔を青ざめながら周りにいるガイコツ達を見回す。
「..........七番様、まーた何かやったんですか」
「俺がやらかしたみたいに言うのやめてくれる??.....ちょーっとしくじっちゃってね」
「学園にこんなヤツらがいて、よく放置してたわね」
..........凄い。これって、凄いコトなのでは?だって、あの私達みたいな新米からしたら神みたいな上司セブンズが、この場に3人も揃ってるんだよ。
私は、3人が話す様子を見ながら、密かに感動していた。
「..........ハナシは、こコマデだ」
周りにいたガイコツの集団が、斧をザッと同時に私達へ向ける。私がヒッと声にならない悲鳴を上げると、ふいに七番様は立ち上がって包丁を構えた。
「..........俺と二番で、コイツらを片付ける。土籠は、Aをお願い」
「.....分かりましたよ、」と素っ気なく返事を返して、土籠先生はその場に立ち尽くしていた私を庇うように前に立った。
ヤコ姐さんは、「なんであたしがこんな目に.....」とブツブツ呟きながらも、自身の武器なのだろうか大きなハサミを手に持つ。
..........お願い、皆さんどうか勝って。
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はる(プロフ) - なんか、すごい好きなんです。源かいちょーとのからみがみたいっ…(/ω・\)チラッ (8月20日 9時) (レス) @page29 id: ebc2548563 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ゆーはさん» ゆーはさん!!ありがとう御座いますっっ。はい、ついに愛しの寧々ちゃん登場です笑 よかった、いつ出そうか迷いに迷ってたんですけど、ようやく出せました…。更新頑張る! (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーは - 遂に寧々ちゃんがでましたねwやっぱり飽きずにめっちゃ読めます!←(((日本語がおかしい))) 頑張って!! (2020年6月15日 5時) (レス) id: 2d623a7760 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - みかんさん» エッ、やだなにこの嬉しすぎるコメ.....好き(( ありがとうございます!正直変わった感じの作品なので心配だったのですが、そう言って頂けると光栄です.....!!更新、本当頑張れますっ。 (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - ミクさん» ミクさん、いつもありがとうございます.....!はいっ、この作品の書き方にも大分慣れてきました。引き続き頑張ります! (2020年6月13日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらみるく | 作成日時:2020年6月5日 19時