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Ep.20 ページ22

「ん...ん?」



さっきまであんなに苦しかった胸のもやもやが取れて来たと思ったら、体が大きく揺れる感覚がして目を覚ました。



「A..やっと起きたな。」



目の前には嫌いなはずの髭面ガンマン。
背中には暖かい人の肌の感覚。
どうやら私は次元にお姫様抱っこされているらしい。



「次元...なんで外..?」



見れば、周りに次元以外の皆もいる。
皆、相当走ったのか息を切らして尚走り続けているのがわかる。



「A....!!よかった、もの凄く辛そうだったからもう、アタシ心配で心配で....。どこか痛いところは?まだ辛い?」



「不二子...。ううん、大丈夫..」



次元の背後から不二子の声がするから少しだけ顔を覗かせると、眉を寄せていた不二子はホッと安心したような表情になった。



「ったくよ〜、起きねぇと思ったぜ。」



「心配したでござる。」



ルパンや五ェ門も、皆そんなに私のことを心配してくれていたのかと嬉しくなるのと同時に、迷惑をかけてしまっているという負の感情が私の頭をぐるぐる回る。



「..2度寝した所までは覚えてるんだけど....ていうか、ごめん、次元、重いでしょ...?」



「馬鹿か。病人は気遣いなんざしねぇでいい。
お前さんが2度寝した後、高熱を出してな。不二子が看てくれたんだが、急に"苦しい"だの"おかあさん..."だの唸り出すから何事かと思ってよ。」



「それでね、それと同時にあの廃ビルがおっきく揺れて、外に出てみたら例の黒いヘリが上空を飛んでいたのよ。何機もね。」



話を聞きながらふと自分の体に目をやると、次元のジャケットが被せられていた。
どうりで外なのに暖かいと思った...次元は寒くないのかな。



「..それで、逃げてきたの?」



「そういうこったな。」



「みんな、怪我ないの....?ごめん....私のせいで。」



「俺達が好きでやってんのよ〜、Aちゃんが可愛くて可愛くて!な?じげぇん。」



ルパンにそう呼ばれた次元は一瞬言葉を詰まらせるも、すぐに「馬鹿言え」といつもの意地悪次元に戻った。

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設定タグ:ルパン三世 , 次元大介 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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スノウ(プロフ) - sakuramikan182さん» やったぁ!!!ありがとうございます! (2020年10月5日 18時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - スノウさん» やっと更新しました..!是非読んでくださると嬉しいです! (2020年10月3日 19時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年7月8日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - sakuramikan182さん» そうですか。余計な、お節介を言って申し訳ありませんでした。 (2020年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます、作者です。ずっと更新しなければと思い続けていつの間にか月日が経ってしまっている状態です....。多忙のため更新が遅くなり本当に申し訳ないです。気長に待って頂けると喜びます!! (2020年3月13日 8時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん@ | 作成日時:2019年12月7日 10時

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