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Ep.10 ページ11

「にひひひ、ご無事か〜プリンセス〜。」



「おいおい、俺達にその斬鉄剣の切れ味を拝まさないでくれよ。」



「ルパン、次元......!!」



私は心配していたルパンの姿を見ると一気に緊張が解けてルパンに飛びつく。
ルパンは所々かすり傷のあるものの、大きな怪我は一切無いようだった。



「おぉ〜怪我はないっぽいなぁ、A。次元に不二子、ありがとよ。」



「いいのよ。」



「ま、そんな餓鬼ほっぽってちゃ何があるかわかんねぇからな。」



「誰が餓鬼だって言うのよ!私はもう立派なお!と!な!お酒だって煙草だって楽しめるんだからね!」



「ほう、それはそれはお偉いもんで。」



ルパンに抱きついたままべーっと舌を出す私に向かって、咥えていた煙草の煙をふっと吐き出す次元。
私はそのキツい臭いと煙に見栄を張ったものの咳き込んでしまう。



「けほっけほ....、ちょっと!何すんのよ馬鹿次元!」



「おいおい次元、女を虐めるなんてお前らしくないなぁ。好きな子には意地悪したくなるってやつか?ん?」



「けっ..こんなちんちくりんを女と呼べるなんてお前も成り下がったなルパン。今日はここで夜を凌ぐんだろ、使いもんになるか見てくる。」



次元は深く帽子を被り直してビルの中へと消えていく。
"好きな子には意地悪したくなる"なんて...あの髭面帽子に限ってそれは無い。
次元の言う通り、私はまだお子ちゃまなんだし.....。
....別に落ち込んでなんかないわよ。



「次元ってあんなに口うるさい男だったかしら....。」



「照れ隠しでござろう。」



「ぬふふふふ、あいつぁどんな金庫よりもめんどくさい男だぜぇ〜」



さりげなく私から離れたルパンは次元に続いてビルへと足を踏み入れる。
不二子も私もその後に続き、私を守るようにして五ェ門が後ろに立ってくれた。



私は改めて思った。
こんなに強いこの人達の中に、何故私が居るのか。
私には絵と、ナイフ投げという物しかない。そのうち絵は戦闘には不向きであり、この一味の足でまといでしかないのだ。
現に今、こうしてみんなの手を煩わせている。
私は...私は、私は..。



「....A?」



「ッ..へ..、ぁ、いや、なんでもない..」



下を向いていちゃダメだ、早く、あのヘリの正体を暴かなければ。

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設定タグ:ルパン三世 , 次元大介 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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スノウ(プロフ) - sakuramikan182さん» やったぁ!!!ありがとうございます! (2020年10月5日 18時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - スノウさん» やっと更新しました..!是非読んでくださると嬉しいです! (2020年10月3日 19時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年7月8日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - sakuramikan182さん» そうですか。余計な、お節介を言って申し訳ありませんでした。 (2020年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます、作者です。ずっと更新しなければと思い続けていつの間にか月日が経ってしまっている状態です....。多忙のため更新が遅くなり本当に申し訳ないです。気長に待って頂けると喜びます!! (2020年3月13日 8時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん@ | 作成日時:2019年12月7日 10時

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