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百拾弐 自分だからこそ ページ12
知念は素早く動き仕留めていく
最初は誰も気が付かないが次の瞬間には命を終えている
知念「…僕はこの刺青に囚われていたんだ。
それを解いてくれたのが丙星の皆だから…僕は丙星を守る」
知念は飢饉で霊倭に逃げた人間
元は忍びでも侍でもなかったのだ
それなのに霊倭では忍びに仕立て上げられた
そのおかげでもあろう、今回の戦で活躍できているのは
知念「もし、何もなかったら僕は家の商いを続けていたであろう。
だけど、そしたら皆に出会えなかった。
その点に関しては霊倭藩主に感謝するよ」
知念は隠れて焙烙玉を投げた
大きな音と揺れが霊倭の人間を襲う
全員終えた後、知念は出てきてその場に座り込んだ
知念「…圭人、これでいい、かな」
そしてそのまま目を瞑り動かなくなった
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2022年6月26日 8時
