ヒドインをお家に帰さなきゃ

ダメージ ページ8

それから数日後

極楽鳥さんは普通にクラスに馴染んでいますし(堀内君のファン以外)川島君の態度はそのまんまです。

確かに極楽鳥さんと一緒に帰ると周りの方々の目がすごいです。
私のクラスの人の方がおかしいんでしょうか？
川島君が常識人なんですかね？
あれ？私は……？


わかんないですね……

今は数学の時間です。

極楽鳥さんは絶賛手紙回し中ですね。なのに成績がいいとか世界は理不尽です……

あ、

「じゃあ、極楽鳥。解いてみろ」

「ふぇ？」

ふぇ？ってかわいいですね。すると川島君

「ゲー。チキン肌だわ←ヤベッwww」

と言って内職に走ってますね。

あれ？クラスを見ると真面目に授業を受けているのは私くらいですか？

極楽鳥さんは授業を聞いてないですし、今の問題は先取りの中二の問題ですし……さすがに解けないでしょう。

あ、極楽鳥さんはバッと立ち上がると黒板に一直線。チョークでツカツカと数式を書いていきます。
字かわいいですね。

「先生は言えって言ったんだよ。誰が書けって言った？耳ダメだなアイツ」

川島君の通常運転のツッコミ。今では日常です。

「「おおっ！！」」

「「すごーい！！」」

クラスじゅうからの褒め言葉です。

「お、おお……出来てるな。けど、手紙を渡してただろう？」

先生はだから極楽鳥さんを当てたんですね。

「ふぇぇ。先生すみませぇん……今回は許してくださぁい」

極楽鳥さん……。

「あれは、上目遣いにウィンク。泣きそうな顔にあのミニスカで先生に２０００のダメージね！」

奈々ちゃん、その解説が謎すぎます。

「おおっ！今回だけだぞ……」

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革ベルト

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