ヒドインをお家に帰さなきゃ

はもった ページ23

家ナウです

「お兄ちゃんビックリしちゃったよ〜〜僕はももねたん専門なのに〜」

「あら……そう……」

正直関わりたくないです。お母さん早く帰ってきませんかね？お父さんは単身赴任で海外にいるんでいません……

「全く！照れちゃって！！」

「やめて！」

キモい……お兄ちゃんって勝手にお風呂入ってくるし布団に入ってくるし……散々です。

まあこのお兄ちゃんのおかげで日々のイヤなことを忘れられてるのは事実なんですけど。

ハッ！デレてる場合じゃないです！

ピンポーン♪

「誰だい？」

「はーい？」

「あ〜佐々木？」

ん……？

「キャッ！？」

か、川島君！？
な、なんでこの家に？

「誰？」

「し、知らない！」

「性別は？」

「男性！！」

なんでこんなこと聞くんでしょう？

「殺す！！！」

お兄ちゃんがカッターを持って玄関の方へ！
ヤバいですね

「待ってお兄ちゃん！」

川島君を殺さないでください！！！彼は……あれ？なぜ今ここに？

ガチャリとドアをお兄ちゃんがあけました。

「ん？川島君じゃないか！」

「あ、センパイ！！！」

「なんで今ここに？」

「佐々木！」

呼ばれましたね。

「「はい！」」

お兄ちゃんとはもりました……おかげで涙を流しながら心が繋がっている云々言ってます……

「いや、妹の方で……俺、極楽鳥のクズ殴って校長訓戒うけちった」

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