貴族会２ ページ40
〜隠れていた少女 side〜
『先ほどは驚かしてしまってすみません。それで、こんなところでどうしたんですか』
フードを被った悪魔は優しく話しかけてくれた。
？「い、いえ私こそびくびくとしてしまってすみません…えっと、実は彼女たちから逃げているんです」
私がそう答えるとその悪魔は不思議そうに尋ねる。
『彼女たち？あぁ先ほどいた派手な２人組ですか…貴方は何かしたんですか？』
それを聞き私は再びおどおどしながら答える。
この癖が私はほんとに嫌いだ…
？「わ、私、ランクが低くて…あの人たちの気に障ってしまったみたいで…だから、私が悪いんです…」
自分で言いながらどんどん気分が下がり目が泳いでしまった。
『貴方はランクを上げるために努力はしていないのですか？』
？「……私の家系は…」
ほんの少しだけその悪魔の雰囲気が冷たくなる。私は、さらに目線を下に向け答えようとすると
『貴方の家系を聞いているんじゃありません。貴方は努力をしたのですか』
そういわれ目を開き初めてその人の方に顔を向けた。その悪魔はほとんど顔が見えなかったがかろうじて見えた瞳は美しい紫色だった。
？「……何度もしました。少しでも強くなれるように…でも、戦えないんです…」
『そうですか…』
私がそういうとその人は優しい雰囲気に戻りすっと立ち上がって茂みの向こう側に行ってしまった。
〜NO side〜〜
『そこのお嬢さんたち、一体何を探しているんですか？』
その悪魔は、彼女たちに声をかけにいったらしい。
「は？何よあんた」
『突然声をかけてすみません。お嬢さんたちがあまりにもきれいだったのでつい』
「ふ、ふーん。まぁいいわ。あんたここらへんで地味な女悪魔見かけなかったかしら？」
最初こそは、高圧的な態度だった女悪魔たちは、悪魔の言葉に気をよくしたらしくかわいらしく話し始めた。
『地味ですか…そうですね。もしかして褐色肌の羽のような角を持った少女のことですか？』
「そう！その子よ。どこで見たの」
『先ほど会場の方に戻っていましたよ』
その悪魔は先ほどまでいた茂みには背を向けたまま会場の方を指さす
「あの子いつの間に…！！私たちも行くわよ」
「は、はい！」
悪魔がそういうと彼女たちは、会場の方へ早歩きで戻っていってしまった。
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莉愛まる(プロフ) - 朔writeさん» わかりました。ありがとうございます！こんな質問に答えてくださって、、、。 (2022年5月11日 4時) (
レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» 更新いたしました。お待たせしてしまってすみません (2022年5月10日 19時) (レス) id: 1a10752ffc (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» コメントありがとうございます。すみません、まだお話が作れていないので非表示にしています。もう、しばらくお待ちください。 (2022年5月10日 17時) (レス) id: 209949b2bb (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - つぎのおはなしのことです！ (2022年5月10日 15時) (レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - あのっ！パスワードがかかっていて読めなかったので、お伺いしたいのですが、、、 (2022年5月10日 15時) (レス) @page49 id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔write | 作成日時：2022年2月28日 17時
