休憩 ページ32
『これで干し終わりかな……オペラさんいつの間に何してるの?』
オ「ティータイムでもと思いまして。さぁ悠乃様もこちらへどうぞ」
さっきまで隣で一緒に洗濯物を干していたオペラさんを探すとどこから持ってきたのかテーブルと椅子が用意されており、オペラさんはそこでお茶の準備をしていた。
いつの間に…やっぱりオペラさんは、早いな…
『僕は、遠慮するよ。まだ仕事が…』
オ「休憩も重要です。この洗濯物が乾くまで一緒にお茶をしませんか……お願いします」
お願い…っていわれるとなぁ……しかも、あからさまに寂しそうな雰囲気を醸し出さないでよ…
『う…わかった。じゃあ…』
そう言って、僕とオペラさんのちょっとしたお茶会が始まった。
オ「こちらをどうぞ」
『ありがとう……ん、美味しい…』
オペラさんからもらったお茶は美しい青色のお茶だった。そして、とても見覚えのあるお茶だった。
オ「気に入っていただけて良かったです。実は、この茶葉最近私の友人がくれたものなんです。」
『すごくすっきりしていて飲みやすいよ………あのオペラさん、レモンってあるかな?』
オ「レモン?ですか???」
『えっと酸味のある果実なんだけど』
オ「あ、こちらですか?」
そういうとオペラさんは、ケーキスタンドに並べられていた少し禍々しい色のフルーツを渡してくれた。僕は、それを受け取りお茶に絞る。すると果汁が垂れた場所からゆっくりと波紋が広がるように色が変わり、美しい紫色になった。
オ「!…これは…」
『やっぱり…このお茶の味よく知ってるものだったからもしかしてって思ったんだけど……魔界にもあるんだね』
オ「おや…そうでしたか……入間様が言っていたのはこのことだったんですね…」
『ごめん、オペラさん何か言った?よく聞こえなくて…』
オ「いえ、大丈夫ですよ。お気になさらず」
そのまま僕らは、特に何か話すわけではなくただゆっくりと洗濯物が乾くのを待っていた。
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莉愛まる(プロフ) - 朔writeさん» わかりました。ありがとうございます!こんな質問に答えてくださって、、、。 (2022年5月11日 4時) (レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» 更新いたしました。お待たせしてしまってすみません (2022年5月10日 19時) (レス) id: 1a10752ffc (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» コメントありがとうございます。すみません、まだお話が作れていないので非表示にしています。もう、しばらくお待ちください。 (2022年5月10日 17時) (レス) id: 209949b2bb (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - つぎのおはなしのことです! (2022年5月10日 15時) (レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - あのっ!パスワードがかかっていて読めなかったので、お伺いしたいのですが、、、 (2022年5月10日 15時) (レス) @page49 id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔write | 作成日時:2022年2月28日 17時