検索窓
今日:10 hit、昨日:44 hit、合計:79,647 hit

図鑑 ページ17

そんなことを考えていると一際大きな本が目に留まった。そこには
『魔法生物図鑑?…』
と書かれておりページを開くと魔界に生息している生物の特徴などが記されているものだった。
しばらくページをめくっていると見知った植物が現れた。

『あ、これあの時に会った子だ。エリュダイトフラワー、博識の花か…弱点は強い香りと…フッフフ…』
弱点の項目を見て僕はつい笑ってしまった。


そこには、「エリュダイトフラワーは痛みに弱くこけただけでも泣いてしまう」と書かれていた。


魔界なんて怪我が日常茶飯事だろうに…フフッ…あの子は元気だろうか…





再びページをめくっていきあるページで手が止まった。

『キマイラ…あぁあの子はキマイラっていう種族なのか…』


そこには、あの時最悪の別れ方をしてしまったあの子のことが書かれていた。そのページは、他に比べ文章量が少なくほとんど情報がなく

『警戒心が強くほとんど目にすることはない謎が多い魔法生物…』

とだけ書かれていた。


これほど警戒心が強いというのならもう二度と会うことはできないかな…謝りたいな…






コンコン

オ「悠乃様、起きておられますか?」
図鑑に夢中になっているとドアの向こうからオペラさんの声が聞こえ慌てて返事をする
『おはよう!今開けるね』
本を棚に戻し、すぐにドアを開ける。

オ「おはようございます。朝食の準備が出来たのでお迎えに上がりました。」
『ありがとう、オペラ。あ、あとクローゼットの中に入ってる服は着ても大丈夫かな』

オ「ええ、もちろんでございます。ここにあるものは、すべて悠乃様の自由にお使いください」
『そっか、ありがとう。じゃあ朝食の前に着替えてきてもいいかな』

オ「わかりました。それでは、私はお部屋の前でお待ちしております」
『いや、大丈夫だよ。場所覚えてるから1人で行くよ。オペラは、先に戻っててよ』

オ「しかし、」
『大丈夫だよ。ありがとう』

僕がそういうとオペラさんは少し納得いかない顔をしていたが

オ「では、お待ちしております」
そう言ってダイニングの方へ向かっていった。



僕は、すぐクローゼットに向かいシンプルなシャツとジーンズを着てオペラの後を追いかけた。

お話→←探索



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:魔入りました!入間くん , 鈴木入間 , 魔入間   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

莉愛まる(プロフ) - 朔writeさん» わかりました。ありがとうございます!こんな質問に答えてくださって、、、。 (2022年5月11日 4時) (レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» 更新いたしました。お待たせしてしまってすみません (2022年5月10日 19時) (レス) id: 1a10752ffc (このIDを非表示/違反報告)
朔write(プロフ) - 莉愛まるさん» コメントありがとうございます。すみません、まだお話が作れていないので非表示にしています。もう、しばらくお待ちください。 (2022年5月10日 17時) (レス) id: 209949b2bb (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - つぎのおはなしのことです! (2022年5月10日 15時) (レス) id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛まる(プロフ) - あのっ!パスワードがかかっていて読めなかったので、お伺いしたいのですが、、、 (2022年5月10日 15時) (レス) @page49 id: bde59aa3a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朔write | 作成日時:2022年2月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。