正体〜オペラside〜 ページ47
サ「イルマくん呼びに行こう！！」
そう言ってサリバン様について行きましたがやはり彼女は入間様のお姉さまでしたか…
サ「ねぇオペラ悠乃ちゃんのことどう思う？」
オ「そうですね…私どもの殺気に臆さずサリバン様に質問を投げかける…とても肝が据わった素敵な方だと思いましたが」
サ「だよね〜僕もびっくりしちゃった。まさか質問されるとは思ってなかったし目を見てくるとも思わなかったなぁ…」
そんなことを言いながらサリバン様はとてもわくわくされた様子だった。
まぁ一番驚かされたのは、あの状況で「入間様が幸せ」だと理解したとたんに自分の殺気を解き笑い始めたことですがね。
あの時、サリバン様はともかく私とバラムくんは結構な圧をかけていたはずだったのですがね…
オ「そう思えばサリバン様、あなたわかっていてお願いといいましたよね」
サ「ん？何のこと？僕はただお願いしただけだよ…
悠乃ちゃん孫になってくれるかなぁ」
そういうとサリバン様はスキップをし始めた。
まさか「頼み事」には姉弟揃って弱いだなんて私も思いませんでしたがやはり似るものなんですね…
レストランに到着しましたが入間様はどこかに行かれてしまっているようで、サリバン様はというとローズベルト様と話し始めてしまったためしばらくは動くことが出来なくなってしまいました。
そこにちょうどカルエゴくんがワゴンを押しているところを見かけ
オ「やぁカルエゴくん」
カ「オペラッ…先輩、何の用ですか」
オ「実は、カルエゴくんに頼みがありまして入間様をこの部屋に案内していただけませんか？」
カ「はぁ⁈嫌ですよ！！」
オ「おや、ご主人様を守るのはキミの役目ではありませんか。
ですが嫌というなら仕方ないですね…
あ、ちなみにあの話私は、まだ忘れていませんからね」
そういうとカルエゴくんは苦虫を嚙み潰したような表情をしながら
カ「わっかりましたよ…それで入間は…」
オ「ここには、いないそうなので探して連れて行ってあげてください」
カ「あんたのそういうとこが嫌いなんだよ！！！」
そう言いながらカルエゴくんは出て行ってしまいました。
やはりカルエゴくんいじりは楽しいですね…私たちもしばらくしたらもう一度悠乃様に会いに行きましょう
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作者名：朔write | 作成日時：2022年2月8日 18時
