謎の人物(オペラside) ページ43
〜オペラ side〜
さて、向こうはカルエゴ君たちに頼みましたし大丈夫でしょう…
しかし、先ほどの入間さんの言葉が引っ掛かりますね。入間様は確実に「お姉ちゃん」といいました。この方が本当にお姉さまだとしたら行ったどうやって魔界に…
『ハァ…ハァ…』
先ほどより息が上がっていますね。応急処置はしていますが、万が一がないようにもう少しスピードを上げますか…
救急隊員「はい、これで治療は大丈夫です。的確な応急処置がされていたため何か後遺症が残ることはないでしょう。しかし、意識が戻るまで時間がかかると思います。いかがされますか?」
救急テントにつき彼女を見てもらいました。
命には別条がないようで本当によかったです、しかし、困りましたね…
オ「ありがとうございます。ですが私は入間さんの元へ戻らなければなりませんし、どうしましょうか」
私が考えていると後ろから声を掛けられる
スタッフ「それでは、我々にお任せください。」
オ「あや、あなた方は」
後ろを振り返ると一人の悪魔がいた。
ス「はい、私たちはローズベルト・ホテルのスタッフでございます。サリバン様のお連れ様でございますね。」
オ「はい、使用人のオペラと申します。任せるとはどういう事でしょうか」
ス「支配人からご連絡がありまして、今回の魔獣討伐に関しまして協力していただいたあなた方をホテルへご招待させていただくことになりました。つきまして、その方をホテルでお預かりいたします。オペラ様は、どうぞ皆様の元へお戻りください」
オ「わかりました。ですが、ホテルまでは私がお運びいたします。」
人間であることがばれてしまったら大変ですからね…
ス「では、ホテルへ参りましょう」
無事ホテルに到着し、彼女を預け私は入間さんたちの元へ戻る。
オ「どうしました、入間さん?」
物陰の方を見つめる入間さんに声をかけると
入「えっいや…」
ごもる入間さんを気にせずに
オ「先ほどの方は命に別状はないそうです。今は、ホテルで寝ています。」
入「よかった!あの人は無事なんですね…ほんとによかった」
オ「それとこれ、拾っておきましたよ」
そう言って、私は入間さんのかばんをお渡しする。
入「あ、僕のバックありがとうございます!」
さて、これだけの騒ぎになりましたらサリバン様に連絡をしなくともこちらに来られるでしょう。彼女のことをご相談しなくては…
すみません。オペラさんの入間くんへの呼び方間違えてました。
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作者名:朔write | 作成日時:2022年2月8日 18時