66話 対決1 ページ20
銀時side
「ちきちき!Aの婿の座はまもれるか?!
兄貴と旦那の料理対決〜〜〜!!」
「おいこら待て」
「なんですかィ。旦那」
カンカンとフライパンをお玉で叩く総一郎くんをゴシャッと地面に埋めてやった。
血だらけの彼の胸倉を掴むと、ぐわんぐわんと揺らした。
「なんで料理対決なんだよォォォォォ。
俺に有利なのもっとあったろうが!!!」
「旦那に有利じゃ俺に不利でさァ」
「てめっまだAのこと諦めてねぇのか」
ニタリと笑った総一郎君すごく殺したかった。
それでも殺さなかった俺偉い。A褒めてくれ。
ジッと真剣に瞳を見つめると、総一郎君はまたもニッと笑った。
「俺はしつこいんでねィ。そう簡単には諦めやせんよ。
ちなみに俺は審査員なんで、頑張ってくだせえ」
「よろしくおねがいしァーーーーーッス!!!」
諦めてない事より、審査員ということに胸にきた。
審査員様々な総一郎君に頭を下げると、いつの間にか用意されていたキッチンへと向かった。
多串くんの「Are you ready guys?! Let’s party!!!!」の声と共に料理を始めたのだった。
全員にうめェっていわせりゃ良いんだろ?簡単じゃねェか!!!
***
「料理対決はお兄様の勝利〜〜〜いえ〜い!!!!」
結果、惨敗。
Aだけでも票を入れてくれるかと思いきや、辛口評価で兄貴に投票。
オレ、オワッタ。
がっくりとうなだれていると、ポンと肩をたたかれた。
「そ、総一郎く……」
ブシャっ。
「てんめェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」
慰めてくれるのかと感激してたら、目にタバスコをかけられた。
良い子は絶対に真似しちゃいけないよレベル。
目がどっかイッちまった。
『ちょっと総悟…なにやってんのよ』
「いや、なんとなく」
『銀時、大丈夫?』
ゴロゴロと悶絶していると、Aが寄って膝枕してくれた。
タバスコかけられて少し良かったとか思っちまった。
顔が見れねえのが残念だ。
大丈夫だとうんうん頷くと、頭をぽんぽんと撫でられた。
『銀時のも十分美味しかったんだけど、やっぱり兄様には勝てなかったわ。
ごめんね。まあ、次もあるから頑張って』
え………次もあるんスか??????!
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らいげき(プロフ) - coco@さん» わわわわわざわざ返信ありがとうございます;;本当ですか!!嬉しいです!もちろん!この小説大好きですー! (2015年4月25日 23時) (レス) id: 26c1beb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
coco@(プロフ) - らいげきさん» らいげきさん、勿体無き御言葉ありがとうございます! では…ネタも固まっているので、これからものんびりやっていきますね^^ これからもお付き合いしていただけると嬉しいです! (2015年4月25日 17時) (レス) id: c0792c85fa (このIDを非表示/違反報告)
coco@(プロフ) - につしーさん» 勿体無き御言葉、ありがとうございます!それでは、ネタも固まっていることですし……これからものんびりやっていきます^^ これからも宜しくお願いします! (2015年4月25日 17時) (レス) id: c0792c85fa (このIDを非表示/違反報告)
らいげき(プロフ) - この小説、すごくきゅんきゅんしてとっても面白いので、個人的には終わらせて欲しくないです…!!(´・ω・`;) (2015年4月19日 21時) (レス) id: 26c1beb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
につしー(プロフ) - この小説好きなので、終わるのは悲しいです 泣 (2015年4月18日 22時) (レス) id: ed9644c453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cocoa | 作成日時:2015年1月10日 9時