教師な俺と振り返り ページ15
.
やあ、皆さんこんにちは…いや、こんばんは、かな？(にっこり)
ここではA・コチョウと名乗ろう。
少し過去を振り返ろうと思う。
約二ヶ月前、突然僕はこの世界にやって来た。
異世界にやって来て戸惑う僕に気を利かせたのか、学園の校長である学園長がこの学園で教師をやってみたいか？と言う提案を持ち掛けて来たんだ。勿論、あの時死んだ筈の僕に帰る場所等ある訳がなく、結果、新任教師としてここで働く事になった。
それが決まってから僕はこの二ヶ月、この世界の事や常識等本当に様々な事を勉強した。
そしてその中でも異質で僕が居た日本とは明らかに違うもの、それが魔法。
この世界の人からしたら僕の方が異質なのだろう。
勿論、僕の居た世界に魔法なんてものは存在しない。いや、一応あるにはあるがそれは創造上のもののみ。所謂二次元と言うものだ。現実に起こり得ない事を考えるのが人間は大好きだからね。それはもう様々な遊楽が存在していた。
死の魔法を掛けられても生き長らえた男の子、見えないものが視えてしまう少年、妖怪と人間の間に生まれた半妖等挙げたらキリが無い程たくさんの空想上で生きる人がいる。
実質、この僕もその空想上で出来た世界に転生したんだけどね。だからかな、色々常識外れでも理解出来、受け入れられたのは。
きっと本当に普通に生きて日々を送っていた人なら、怖くて逃げたくて元の場所に帰りたくて仕方ないと思う。
僕も最初は受け入れらないと思ってたけど、転生した世界で出来た妹達や仲間と触れ合って居る内に気付いたんだ。
嗚呼、例えここが空想上の世界だったとしても、
彼等も生きているんだ…と。
それを否定するのは些か、いやかなり酷いのではないか、そう言う結論に至った。
そう考える僕が凄いと思う？そんな事ない、そんな風に見えるだけだ。これは一種の現実逃避に過ぎない。
現実を受け入れられず、だからと言って全否定も出来ず、悲劇のヒロインにもなれず、ただ受け入れる事も不可能。
でも、僕にはカナエとしのぶが居たからそんな事どうでも良くなったんだ。
二人の未来の為に強くなろう、二人を守る為に刀を振るおう、二人の信頼を得られる立派な兄になろう、
二人を害する敵は全て
＿＿＿＿＿＿
だから、あの日死んだ事に悔いはない。
あるとすれば、これからの二人の道末を見届けられない事だろう。
『どうか、二人の未来に幸あれ』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ばってん(プロフ) - すっごく面白いです！一気読みしちゃいました！！😳😳 (2022年11月28日 21時) (
レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ - 待ってました！！更新頑張って下さい！ (2020年10月19日 22時) (レス) id: ad5105468f (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - めっちゃ好きです続き楽しみにしてます!!!! (2020年10月16日 11時) (レス) id: c0419a06cc (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノフロイドの赤面は、無しだよ〜キャー！になるよ？キャー！に？(？) (2020年8月20日 1時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
琉 - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年8月19日 0時) (レス) id: 8d7c4e2f4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サヒア | 作成日時：2020年5月29日 1時
