検索窓
今日:2 hit、昨日:39 hit、合計:214,585 hit

準備は万全に ページ32

.







「このシャンデリアに使われた魔法石は、ドワーフ鉱山で採掘されたもの。同じ性質を持つ魔法石が手に入れば、修理も可能かもしれません」

「僕、魔法石を取りに行きます!行かせて下さい!」

「ですが、鉱山に魔法石が残っている確証はありません。閉山してしばらく経ちますし、魔法石が全て掘り尽くされてしまっている可能性も高い」

「退学を撤回して貰えるなら、何でもします!」

「……いいでしょう。では一晩だけ待って差し上げます」





だからね、えーと…スペード君?

何でも、なんて軽率に言っちゃ駄目だって。後で後悔するのは自分だよ?
あと君、さっき自分のこと俺と言ってなかった?今僕になってるけど。不安定なのかな??

てかドワーフが居るのか、この世界には。
はー、ファンタジーだなやっぱり。





「明日の朝までに魔法石を持って帰って来られなければ、君達は退学です」

「はい…!ありがとうございます!」

「はーぁ、しゃーねえ。んじゃパパッと行って魔法石を持って帰って来ますか」

「一緒に頑張ろうねA!」

『え』

「頑張ろうね!!」

『アッハイ』





ユウ君ってば、ドンドンたくましくなって来てない?
圧で私を抑えるなんて…怖い子。





「ドワーフ鉱山までは鏡の間の(ゲート)を利用すれば、すぐに到着出来るでしょう」

「はい!分かりました!」





ドワーフ鉱山ってどんな所だろ…。
この世界ってファンタジーだし、ゲームとかでよるある魔物とかモンスターとか襲って来たり…しちゃうのか?流石に怪盗やってる私でも、モンスターとかはお手上げだからね??

てかもう夜になってんじゃん。
私とユウ君、魔法使えないし…何か対策とか道具欲しい……ハッ!そうだ、購買部あるとか言ってなかった!?



思ったら即行動あるのみ。





『学園長!ドワーフ鉱山に行く前にちょっと購買部に寄りたいんですけど、何処にあります?』

「購買部でしたら、そこを出て右の突き当たりの所にあります」

『あざっす!』





こんなファンタジー世界だし、購買部にも何かしらのものが揃っているだろうと思った私は、「先に鏡の間に行っといて!」と、三人と伸びてる一匹に行って食堂を出た。

もう夜だからか、生徒の一人も見当たらない。


学園長の言う通りに向かって走ると、そこには“Mr.S Mystery Shop”と書かれた家?を見つけた。


ミスターエスのミステリーショップ?と言う凄い名前だなぁと思いながら中に入る。





.

キャラの濃い店主登場→←十億…まどる??



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (139 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
363人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サヒア | 作成日時:2020年5月7日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。