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心なしか、真純ちゃんも目が若干鋭くなったよぉな〜…あれー?なんでー?
質問攻めのコナン君を不思議そうな顔で蘭ちゃんと園子ちゃんは見ていた。
おそらく、急にしつこく質問するので疑問が湧いた、と言ったところだろう。
「へぇ…?Aさん、そんな怪しそうな仕事してたんだ?」
「え、いやだって、そんなペラペラと会ったばかりの人に話すのもおかしいでしょ?常識じゃない?え?私が間違ってるのこれ」
自分は正論を言っているつもりだ。
同意を求めるべく、私はまんばとリクオを見ながら聞いた。
すると二人共あってる、大丈夫と頷いてくれたお陰で少しホッとした。
「…と言うか、一つ気になったんだが」
「どうしたの、切国」
まんばの先にはコナン君。
「お前、本当に小学生か?」
「…え"」
直球すぎぃーー!?
ド直球に言っちゃったー!
いやいや、私も思ってたけど敢えて口には出さなかったのに、まんば言っちゃったー!!
図星だったのか、いきなり言われたからなのか不明だが、コナン君は少し顔を青くして固まった。
「山野さん、何を言ってるんですか。コナン君はどう見ても小学生じゃないですか!」
「そうだよー!コナン君は歩美達と同じだもん!」
「にーちゃん、目おかしいんじゃねえか?」
「…いや、だってこいつの霊気…ふが!?」
『こいつの霊気が身体と合ってない』
とか言うつもりだったんだろうけど、すぐに気付いた私が急いで口元を手で覆った。
私も気付いてたさ、元審神者だもん。
だけど本人だけならまだしも、他にも人がいる前であんな事言わないで!?
「ご、ごめんねー!お姉ちゃん達、この後ちょっと用事あるから先に帰るねー!またねー!」
「ふぐっもがもがが!」
「ご、ごめんなさい!また!」
それに察したリクオと一緒にまんばを引きずりながらその場から退却した。
凄い速さで。
妖怪舐めんなよ。
結構走ったところで、路地裏に入り、まんばの口元を覆ってた手を離した。
「ぷは!」
「もうまんば!直球過ぎだよ!私も気付いてたけどさ」
「す、すまない」
「でも…本当なの?その、コナン君が本当に小学生じゃないかもしれないって」
確かに小学生にしては頭が良すぎるなとは思ってたけど
と言うリクオを見て、迷いながら小さく頷く。
まんばの言う通り、身体と年齢が合っていなかった。
こう、大人が子どもになった…みたいな?
とりあえず、今後コナン君には注意しようと誓った。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年9月25日 21時) (レス) @page15 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - 好み過ぎて語彙力どっかに飛んでいきました (2020年6月2日 22時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね! 応援してます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 主〜!灰原哀って子が志保ちゃんですぜ!てか、皆生きてる!ふー↑↑↑↑ (2019年4月14日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年2月25日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヒア | 作成日時:2019年1月31日 15時