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あれ?お前もだっけ?
おう。この前言ったろ


なんて二人がやりとりする間、私は必死に思い出そうとしていた。


え、マジでいつだ。

現世の任務とか何回かあったけど、人間の姿じゃ、もしバレた時に色々面倒だと思って妖怪の姿で行ってたし。

つかそれ、私か?



「雰囲気っつーか気配っつーか、なんか似てるんだよな」
「そうそう。面影がなんとなくあの子に似てる。君が着てる袴と似たようなもの着てたし」
「へぇ…。えーと、あのお二人は…その、私と似ている人を探してるんですか?」



そう聞くと二人はうんと頷いた。


何故?

何かしたのかな?
っていうか、これと似たような袴を着た女って私じゃね?



「何故…ですか?」
「「……」」



あ、やっべ。
聞かなかった方がよかったか!?


すると、二人は視線を下げ、優しそうに柔らかく微笑んだ。

その笑みに不覚にもキュンとしたのは、気のせいにしておきたい。



「命の恩人なんだ」



萩原、と呼ばれた男の人がそう呟いた。



「命の恩人…?」
「ああ、そうだ。俺は…あの時、あいつに助けられた」



松田、と呼ばれた男の人がそう呟いた。



「こう言った事を一般人で、しかも今日会ったばっかの子に話すのもなんだけどさ…。なんか話しとかなきゃいけない気がするから、大まかに話すね」



実は…俺達、警察で爆弾処理班なんだけどさ


この一言で私はピーン!と何かが閃いた(?)。
もう少しで思い出せそうだ。


爆弾…?

あれ、なんか思い出せそうなんだけど。
何だっけ。
警察で爆弾って…確か、ビルと観覧車ぐらいしか………あ、



…あああああああああッッ!!?



私は心の中で叫んだ。

知ってる。
私は彼らを知ってる。


あれだわ、この人達あん時の警察だわ。

あー、通りで声聞いたことあるなー?って思った訳だわ。
丁度その場に時間遡行軍がいて、そいつら斬る為に行ったところで会った人らだわ。

…バレたら面倒だから、他人のフリだ私。
妖怪の姿だったから、バレはしないだろうけど。



「…おい、どうした。急に固まって」
「へ!?い、いえ!?な、なんでもありませんよ?はい、何もなーんも」
「ふぅーん?」



じとーっと松田さんに見つめられる。
冷や汗ダラダラもんだ。


あれでしょ、バレたら刀とか刃物とか持ってたから所持禁止とかで逮捕するとかじゃないの?

…あれ、でも恩人とか言ってたから、大丈夫そう?


とりあえず、一旦落ち着こうと思い、深呼吸をする。






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・→←第三幕 ナンパ…?



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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年9月25日 21時) (レス) @page15 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - 好み過ぎて語彙力どっかに飛んでいきました (2020年6月2日 22時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね! 応援してます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 主〜!灰原哀って子が志保ちゃんですぜ!てか、皆生きてる!ふー↑↑↑↑ (2019年4月14日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年2月25日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サヒア | 作成日時:2019年1月31日 15時

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