35話 ページ37
おーやってるやってるー!!
柳生の人結構強いね〜
はぁ、眠たいからちょっと寝よう。
ドン
「うおっ!?」
大きな音で起きる。
なになに誰私の睡眠妨害した奴は!!!
10分位しか寝られなかっただろうが!!!
下を見てみると土方と名前忘れた何だっけ?が戦っていた。
土方押されてるぞ??
そのまま負けろよ。
「__昔なァまだ俺達が江戸に出てくる前田舎で俺が剣術道場やってる頃の話だ」
近藤さんが何か話し始めた。
私は近藤さんの話に耳を傾ける。
「巷を騒がすとんでもねェ悪ガキがいてなァ、滅法喧嘩の強ェ一匹狼で近隣の道場の連中に片っ端から喧嘩売ってしばき回る暴れん坊よ」
「田舎道場の連中なんざ皆血の気の多いチンピラみてーな奴らばかりだ、これじゃあメンツがたたねーってんで皆で協力してそいつをやっちまおうって話になったんだ」
「1対1の武士道なんて誰も持ちあわせちゃねェ、まァ自業自得だがな…俺も物見遊山で見に行ったんだ、そしたらコイツが中々太ェ野郎でな、大人数を前にしても物怖じ1つせず詫びいれるどころかたった1人で多勢相手に大立ち回りバッタバッタ敵をなぎ倒しいや強ェのなんの」
「まァでもあの大人数相手に勝てるわきゃねェ、最後の最後ボロ雑巾みてーになるまで暴れ続けてたがな、俺ァどうしたもんか迷ったがそいつを道場に連れて帰ることにした、そのまま捨ておけば死んじまいそうだったしなにより面白そうな男だったんでな」
(ちょっと飛ばします)
「所詮ただの喧嘩屋か…そのくせその男はそこから動かなかった、いつもそこで俺達の稽古をかみつきそうな目で見ていた、だがある日傷もいえてねーってのに野郎道場から姿消しやがってな心配して探しにいったら…」
「そこ退けェゴルァ!!」
「俺たちゃ今から近藤んとこの道場に殴り込みに行くんだよ!野郎テメェをかくまってたらしいじゃねーかあん!?一体どーいうつもりだ!?」
「だから今出てきたって言ってんだろ奴はもう関係ねェ手ェ出すな」
「おめーになくてもこっちにはあんだよ!近藤やる前にまたてめーぶちのめしてやろうか!あん!?」
「野郎は以前より強くなっていた、怪我がいえてねェにも関わらずその動きには以前にはないしっかりした骨格が出来ていた」
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作者名:さくら。 | 作成日時:2019年2月19日 17時