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◆ヒーロー14 ページ15

貴方side
貴「ぁ……千…秋……」



どうしよう、どうしよう
絶対聞かれてた…

あ〜あ、せっかくキャラ作りもして、
笑顔も完璧に作り上げたのに…





もう、良いかな


貴「はぁ…どうしたの、千秋…」

千「静音、お前の笑顔は本物か?」


空気が一気に冷たくなった気がした


貴「そんなわけないじゃん笑」

多分、今の僕、酷い顔してるんだろうなぁ

貴「人を信じて何になるの?裏切られるだけでしょ?笑」

千/瀬「……」

貴「ほら、答えられない…所詮その程度なんだよ、」

嫌だ

貴「もう、やめてくれないかな、迷惑なんだよ」

こんなこと、思ってない

貴「っ正直言って余計なお世話」


助けて欲しいだけなのに
プライドが許さない…

自分なんて、大嫌いだ


沈黙を破ったのは、
瀬名さんだった…

瀬「あのさぁ、あんたコイツの幼なじみなんでしょお?」


貴「そうですが、」


瀬「だったらさぁ、少しは信じてやれば?」

なんで、なんで

貴「なんで、そんなことが言えるの?貴方には関係ない」


瀬「コイツがどんだけ待ってたと思ってんのぉ?」


貴「待ってるわけ無い、僕なんて待ってる人がいるわけない」


瀬「あんたいい加減n 千「瀬名」 ……」

聞いてられなかったのか千秋が遮った


千「静音、少なくとも俺は待ってたぞ、」

嘘、そんなわけない

千「会いたくて、会いたくて仕方がなかった」

やめて、やめて、

千「だから、信じてくれないk 貴「やめて!」

貴「もう良いからさ、そういうの」

だから
傷つけたくないからさ、

貴「ほっといて」


やってしまった…
これで、もう千秋からも、瀬名さんからも、
もしかしたら学院の誰からも、




孤立した



その場にいられなくて、
今度こそ、保健室を飛び出した。


これで良いはずなのに、
何も間違ってないのに、

なんで、こんなに


貴「苦しいの…?」

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作者名:シノン x他1人 | 作成日時:2018年6月3日 17時

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