リク▲嫉妬＊入間銃兎 ページ16
入間side
何故こうも俺はムカムカしているのか。
それは、彼奴に原因がある。
彼奴というのは
「A先輩！こ、これ！お弁当作ったんです！どうぞ！」
『え、あ、ありがと』
彼奴、四ノ宮A。俺の彼氏。
何故か俺という彼女が居るというのに、会社の女性と話してる。
俺という彼女がいながら……会社の女に弁当貰うなっつの。
でもまぁ断る理由も、彼奴には無いんだろうな。
作ってくれたのに、申し訳ないだろうし。
「……A」
でも、やっぱ彼奴が他の奴と喋ってるの見るの、嫌だ。
寧ろ俺と話してくれなきゃ嫌だ。
あー……俺いつからこんな弱くなった？
「A先輩ｯ……あの、私A先輩のこと好きですｯ……！」
『……ありがとう』
Aside
さっき、銃兎が俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
いや惚気じゃなくて、まじで。
でもそんときは会社の子から弁当貰ってたからな。抜け出せなかった。
「あの、美味しいですか」
『ん、あぁ、まぁうん』
うーん、やっぱ銃兎の飯食いてぇ。人の飯あんま好きじゃないけど、銃兎のは好き。
にしても何でこの子は俺に飯を？
「A先輩ｯ……あの、私A先輩のこと好きですｯ……！」
……はー、そっか。
『……ありがとう。
でもごめん。俺、大事な恋人いんの』
「そ……うなんですか……えと、ごめんなさい！あと、ありがとうございました！」
そう言って女の子は走って帰っていた。
え、ちょ、弁当箱。
明日でもいっか。
『あー！帰宅〜！』
やっと会社が終わって帰宅ちゃん。やっぱ家落ち着く。
がしかし、何故か家の鍵が空いていて電気が着いてる。
『えー……俺こんなに不用心？』
少し怖がりながらドアを開ける。
『た、ただいま〜……』
「……A」
『！？じ、銃兎！』
なんと彼女の銃兎が俺に抱き着いてきた。……泣きながら。
『な、なんで泣いてんの！？なんかされた！？』
俺の恋人を傷つける奴……俺が！！
「お前だよ！」
『は？』
どうやら銃兎は俺が女の子に告られてるのを見たらしい。
それで嫉妬した様で。なんて可愛いんだろう。
『大丈夫、俺には大事な恋人がいる、っつって断ったから』
そう言って頬にキスすれば
「そう思ってんなら……今すぐベッド」
『……甘えたさん？』
「俺を嫉妬させた罰だ」
「逮捕」と言って俺の手首を掴んで俺の口にキスをする銃兎。
『ﾌﾌｯ……可愛い警察だね。いや、兎か？』
「何でもいい……早く……」
『はいはい』
珍しく甘えたな彼が見られました。
〜fin〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光牙 - 真琴さん» ずっと応援していきます！更新頑張って下さい！いつもリクエスト応えて頂きありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (
レス) id: 9ce0c7ed9b (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - 光牙さん» そ、そんな……！そこまで仰って頂けるなんて……(´；ω；｀)今後も頑張ります！応援よろしくお願いします！ (2020年7月21日 6時) (レス) id: bac747d006 (このIDを非表示/違反報告)
光牙 - 真琴さん» 期待以上の物をありがとうございました！リクエストが複雑だったので、クオリティがアレでも仕方ないくらいに思ってたんですけど、想像以上期待以上をもらったので作者様の文才に敬服します！ (2020年7月20日 17時) (レス) id: 9ce0c7ed9b (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - 光牙さん» あぁぁぁぁぁりがとうございます！！！！(´；ω；｀)そう仰って頂き光栄です！新しいリクエストもありがとうございます(*^^*)承りました！頑張ります！ (2020年7月20日 5時) (レス) id: bac747d006 (このIDを非表示/違反報告)
光牙 - 真琴さん» 一二三の話とてもとてもとても良かったです！そして又々リクエストです！二郎の嫉妬と三郎の甘えたと一郎とデートの三本立てよろしくお願いします！！！！！！！ (2020年7月19日 20時) (レス) id: 9ce0c7ed9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真琴 | 作成日時：2020年3月4日 13時
