君想い 2

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ぼろぼろと涙が溢れて、止まらなかった






玉「なんで泣いてるの、？」






彼は困ったように笑って、私の背中を優しく擦る






「裕太くんは……っ、狡いよ……」



玉「狡い？」



「そんなこと言われたら、諦めきれないじゃない…」



玉「諦めてほしくないから言ってるんだよ」







本当に、この道を選んでいいのだろうか


彼はアイドルで、私はファン


この関係が許されることは絶対にない








……でも、









「…私、裕太くんのことが好き……大好きなの……」







私の気持ちは、あの日から何も変わっていない


"キスマイの玉森裕太" ではなく、今目の前にいる "裕太くん" に私は間違いなく恋をしている








玉「A、」






ぎゅっと裕太くんは私の手を握った





玉「こんなこと言って、信じてもらえるかはわからないけど、」



「何、？」



玉「俺、Aが運命の人だと思うんだよね。」









運命の人＿＿＿＿＿＿＿









玉「変だよね、笑 でも、本能的にAを離したらだめだって思っちゃったんだよ」







正直、そこまで私のことを想ってくれているだなんて気づいていなかった


"運命の人" なんて、漫画の世界でしかあり得ないけど、


何故だろう、裕太くんが言葉にすると本当にあると思わされてしまう









その言葉を、信じてしまう＿＿＿＿＿









「裕太くん、私と、もう一度付き合ってくれますか？」









また、私の目からひと粒の涙が零れ落ちて、









玉「泣き虫、笑」







ふふっと笑って、優しく唇を重ねられた＿＿＿＿＿








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