君想い 2

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どうやって家に帰ってきたんだっけ＿＿＿＿。



もはや何も覚えていなかった



ただ一つだけ分かることは、"夢の時間"は終わったということ



でも、これで良かったんだとも思う



私が勘違いする前に、大きな問題が起こる前にお別れすることができたんだから



玉森裕太くんと付き合えるだなんて、奇跡の中の奇跡



綺麗なまま、胸の宝箱に閉まっておこう＿＿＿＿



そう自分自身に誓い、ディスプレイから玉森裕太の名前を削除した。









「おはよー！」



若菜「おはようございます！」



河野「おはようございます。」



「ねね、二人とも今日の夜暇？」



若菜「私は大丈夫ですよ？」



河野「僕も大丈夫です。」



「よし！じゃあ飲みに行こ！奢るから！！！」









もうこうでもしないとやってられない！！



あれから1週間……。いつも以上に元気に振舞って、楽しいことばかり考えてないと、気が狂いそうだった



自分の中でしっかりケジメをつけたはずなのに、



1度あの幸せすぎる時間を味わってしまったからだろうか。



心にポッカリと空いた穴は、なかなか塞がらなかった









「「「かんぱーい！！！」」」



若菜「ん〜！うま！」



河野「最高っすね。」









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