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「なあ、白石」
そして急にいつもより低い声を出したかと思えば、するりと腕を解放され藍沢先生は寝室へ消えた。
何、なんなのこれ。
思わず自分で自分を抱きしめてしまう私。
すぐに藍沢先生は寝室から戻ってきて、私の目の前に小さな紙袋を突き出してきた。
「これ、私に?」
「ああ。トロントで買ってきた」
薄いピンク色で、前面にはフランス語で店名が書かれていて、しばらく持ち続けていたのか折れていたり破れている箇所もあるそれを受け取ると、藍沢先生は「トイレ」とリビングを立ち去る。
私はひとまず朝食の支度を中断し、ソファに座り、受け取った袋の中身を開封していくことに。
袋の中から更に袋が入っていて、それからさらに袋に入れられたそれを取り出して手のひらに乗せる。
真っ白な手のひらサイズのケース
指先を引っ掛け、中を開いて目を見張った。
「...ぇ...っ...!?」
ワインレッドのクッションの真ん中、くぼみにハマっていたのは小ぶりのダイヤがついた指輪だった。
そして、そのクッションの隙間に四十折にされた紙「なあ、白石」
そして急にいつもより低い声を出したかと思えば、するりと腕を解放され藍沢先生は寝室へ消えた。
何、なんなのこれ。
思わず自分で自分を抱きしめてしまう私。
すぐに藍沢先生は寝室から戻ってきて、私の目の前に小さな紙袋を突き出してきた。
「これ、私に?」
「ああ。トロントで買ってきた」
薄いピンク色で、前面にはフランス語で店名が書かれていて、しばらく持ち続けていたのか折れていたり破れている箇所もあるそれを受け取ると、藍沢先生は「トイレ」とリビングを立ち去る。
私はひとまず朝食の支度を中断し、ソファに座り、受け取った袋の中身を開封していくことに。
袋の中から更に袋が入っていて、それからさらに袋に入れられたそれを取り出して手のひらに乗せる。
真っ白な手のひらサイズのケース
指先を引っ掛け、中を開いて目を見張った。
「...ぇ...っ...!?」
ワインレッドのクッションの真ん中、くぼみにハマっていたのは小ぶりのダイヤがついた指輪だった。
そして、そのクッションの隙間に四十折にされた紙が挟まっているのに気づき、指先で摘んで広げる。が挟まっているのに気づき、指先で摘んで広げる。
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Noa(プロフ) - あかりんごさん» はじめまして。pixivでしたら同一人物です。見つけて下さりありがとうございました。 (2020年8月16日 16時) (
レス) id: e4c16b987b (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - 私この小説見たことあります！！！確かpixivだったような…違ってたらごめんなさい (2020年8月16日 16時) (レス) id: 89de9314a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakuraba_akebi | 作成日時：2020年6月30日 17時
