【ブルーロック】エゴイストの支柱 (ページ10)

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9話　助言ページ10

「さっきお前らのいる伍号棟の第二試合が終了しチームVが8-0でチームYを破りました」

8-0!?チームVやばいな...

「0からかなるほど...考えてることは大体合ってるけどお前ら...肝心の0を1にする方法を理解ってないみたいだなぁ」

そこからは正直、マネージャーというより選手においての話だった。
視点を変えよう。自分がもしこの言葉を選手時代に言われてたら...?

きっとワクワクしただろう、ゴールという革命を起こすのはいつだって己の武器。
こんなこと言われて自分の武器を見つけ出さないわけがない。

「そして、お前らマネージャーの役割はなにか分かるか?日向」

モニターには日向さんが映る。日向さんはチームVのマネージャーだったな

「はい!えっと...エゴイストとして成長する彼らをサポートする...ですかね？」

「そうだ、しかし具体性が足りない。アドバイスをやろう。
例えば、社会の成績が悪い学生がいたとする。そしたらお前はどんなアドバイスをする？」

「社会をもっと勉強するようにいいます。そして勉強法とか...」

「そうだろう。サッカーにおいても同じだ。自分より他人の方が見える部分がある。それを見つけ、そこからどのようにして選手を導くか...いわばお前らはある意味選手を導く先導者でもありお助けのサポートキャラであったりする。」

「選手とマネージャーがうまいこと重なったら、その先に勝利はあるかもな」

ヴン

選手を導く先導者...か。選手は武器を見つけ、マネージャーはそれを育てる

ポケモンでいうとポケモンとトレーナーみたいだな。

「とりあえず、みんなの武器を探してみよっか！」

メモ帳とペンを取り出し、情報を集める。

「俺の武器はドリブル」

あ、まずい早くしないと蜂楽くん寝ちゃう。

「左足のシュート力」

「武器...あー...えっと...なんだろ?」

まじか。潔君、なんか自身ないのかな

「次、ラスト」

「......言いたくない」

顔をうずめて話す千切君はちょっとかわいく見える。女子並みにかわいいな...

「まぁまぁ、なんか理由があるんだよきっと。急ぐ必要はないさ。それよりも今はこの出た武器たちをどう組み合わせるかじゃないかな」

「うん、俺もそれぞれが武器をどう生かすかが何よりも大事なことだと思う」

久遠君も意見を推してくれる。今夜はこのメモ達とにらめっこでもしようかな

「何か方法ないかな？それぞれが輝ける作戦とか...」

久遠君が少し考えたようにして

「この作戦なら勝てるかも」