面接 ページ33
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高校の制服を着て。髪の毛をきちんと結び。身だしなみを整えた。
今日は私の運命が決まる日。面接の日。
由紀と相葉くんは入試に向かった。きっと、受かることだろう。
もうこうやって制服を着ることも卒業式だけなんだと思うと
少し寂しい。
母「そろそろ行って来たら？」
あ「うん、行ってきます」
ピロリン♪
あ「あ、メール来た」
智『面接ファイトー!!』
たったの一文だけど。 私がどれだけ勇気をもらえたか。
あ『ありがとう! 行ってきまーす!』
そう返して、面接会場である 大宮大学へと向かった。
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....次で私の順番だ。
質問の答えは考えた。 絵のポイントもきちんといえる。
「次の方は入ってください」
あ「はい」
面接官の人が６人。
面接官「えーっと、今までの入賞歴は？」
あ「佳作を２回、優秀賞を３回とったことがあります」
想像通りの質問ばかり飛んでくる。
面接官「それじゃあ、この絵の説明をしてくれるかな」
あ「私の宝物です。そのアトリエでたくさんのことを学びました。」
智に出会えて、両想いになれて。
人の温かみを知れて。
私は幸せ者だ。
あ「そのアトリエを知ったことで、ここの大学の推薦を受けようと思いました」
面接官「なるほど、画力も充分にある」
あ「ありがとうございます!」
１０分程度のものだったけど、緊張した。
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あ「終わったー!!」
あ『今からアトリエに行くね♪』
智『りょーかい!』
よし。由紀たちとも合流しよう!!
あ「智ー!!」
智「A、お疲れー!」
ぎゅっと抱きしめられる。
この体温が心地いい。
由「A」
あ「由紀ー!!」
由「私も雅紀もばっちりよ!!」
雅「いえーい!!」
二人でピースサイン
あ「私も手ごたえありだよー!!」
智「入試組はまだ油断できないね〜」
由「はい、明日は卒業式ですし」
雅「明後日だよね、発表」
智「とりあえずみんなお疲れー!!!」
と、コンビニで買ったジュースで乾杯し、わいわい話した。
雅「明日で高校生じゃなくなるのか〜」
由「雅紀は泣くでしょ」
あ「確かにー!!」
智「明日は、３人で過ごしなよ」
あ「うん、そうする。」
きっと泣いちゃうな。
_______________春までもうすぐ。
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作者名：かな | 作成日時：2014年9月15日 18時
