9人を照らし続ける太陽 Ⅸ (ページ30)

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蓮くんの日ページ30

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『れんくーん、れんくん？れーーんくん！』

目「ん、…何？Aちゃん」

『誕生日おめでとう』

目「ふはっ、ありがとう。」

彼の大きな手が私の頭の上に乗っかる、だいくんやお兄ちゃん、翔太くんとは違う安心感が私を包んだ。

『よっ！年男！』

目「はいはい。」

『蓮くん今度一緒に買い物行こうよ』

目「どこ？」

『タワレコ！』

目「はいはい」

理由も聞かずとも察したのかまたか、という顔をされた私。

まぁ、正直蓮くんとタワレコに行くのはよくある事で大体CDやDVDの受け取りだからもう恒例行事化してると言っても過言ではない。いや、過言なんだけども

『あと、行く日は～』

目「俺らのデビューコンのDVDでしょ」

『せーかい！』

目「何処？」

『最寄りのとこ～』

目「家バレしても知らねぇよ」

『大丈夫だよ～セキュリティ万全だし！』

グッ、と親指を立てて言えば分かった分かったとまた呆れられた。

『蓮くんもう24か、』

目「そうだね、」

『また先に年取っちゃったね蓮くん』

目「なにそれ(笑)」

『背も蓮くんの方が高いし』

目「それは昔から」

『顔も蓮くんかっこいいし。』

目「お前に言われたくない」

『考えも性格もかっこいいし、馬鹿だけど』

目「最後の一言はいらない」

『私とは大違いだよ』

目「いつも言ってるけど、俺には俺にしかない良さあるだろうけど、それと同じようにAにもAしかない良さあるから何も気にせずにお前らしくいりゃいいの。」

『蓮くんは24になってもかっこいいね』

目「…それ言いたかっただけだろ」

せいかーい！と笑って言えばくしゃっ、と目じりにしわ寄せ笑う蓮くん。

私らは私ららしく、ね。

やっぱ蓮くんには適わないかもね

おめでと、蓮くん。

身長は抜かせそうにないけどいつか何かで私にしかできない何かで蓮くんを抜くよ

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おめでとう、目黒蓮くん。

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