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次に目が覚めた時は先程と場所は変わっていなくて、
でも見える景色と自分の体制だけは違って
『…っ、離してください』
セットの椅子に手足を拘束されて下着のみの私
今からAiVでも撮りそうな勢いのセット、
そしてビデオカメラが回ってる証拠の赤いランプの点滅
ただ性i行為をするのが目的ではなさそうな男達に睨めば不気味な高笑いをスタジオに響かせた
「藤宮ちゃん、可愛いね」
私の頬をまるで割れ物かのように優しく撫でた男
その瞬間身体に鳥肌が立ち吐き気が私の体を襲った
『い、やだ!』
自分でもびっくりするほどの低音がスタジオに強く響いた
「誰も助けに来ないから」
『…え、』
名前も知らない男の言葉に深く絶望を覚えた
ふと下に目をやると男の手には
『い、やだ…やめて、』
憎くも銀色に光る小さな刃物
「アイドルの肌に傷つけるなんて凄い昂揚感だね」
『…上に報告しますよ…』
「出来るならしなよ」
コツ、コツ、と男が近づいてきて私の首に刃先を宛がってニヤリと微笑んだ瞬間刃先が離れたと思えば
『い"っ、…!』
胸元からお腹にかけて斜めに切り傷を入れた男
胸元からだった為下着も切れて胸が露わになった
あーあ、今後の仕事どうしてくれんだよ
そんなことを考えられた辺りそれだけまだ余裕があったのか恐怖やら何やらが極限に達してしまい感情が迷子になったのか
きっと、後者だろう
ライトに照らされた白肌からツーッと生ぬるい血が流れるのが感じとれた
傷口が少しドクドクと脈打つ感覚になり胸を見られてる恥ずかしさより
何故か、自分の血への興味が湧いてしまい
流れて床にぽたぽたと落ち始めた血を眺める
「藤宮ちゃん可愛いね」
口癖のように気持ちの悪い言葉を吐く目の前の男
『…はぁ、きもいねおっさん』
今まで仕事。そう割り切っていたから我慢していたけどここまで来たら仕事でもなんでもないでしょ
「っ!!!」
目の前の男が私の放った言葉に反応するように顔を真っ赤に染め上げて周りの男に押さえられる
『だっさ、……早く解けよ』
私の精一杯の抵抗
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月23日 21時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠 | 作成日時:2020年9月22日 22時