末っ子のもう一人ご存じですか？？ (ページ11)

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上半身を舐めまわすように見る視線には不思議と慣れてしまい見られて困るような大層な胸じゃないんでね

『何？プライド傷つけられた？(笑)』

そう言うと後ろにいた一人の男が私の頭を掴み

「調子乗んなよ、売i女」

『はっ、痛てぇよ。』

頭を振り回して男の手を退かすと未だ見下して笑う男

『つかさ、私体売ったこと無いんですよね？(笑)何勘違いしてるんですか？(笑)……無関係の人間が吹き始めた嘘を信じるなんて馬鹿な男達ですね？』

そう嘲笑うかのように言えばその場にいた男達全員が顔をまた赤く染め上げた

私のした選択は間違いだったんだろうまた刃物を私の体に突き刺して一つの真っ赤な線を作り上げた

『っ、、、！！！！』

そしてその時だった、典型的なドラマによくある悪者に捕らえられた姫を助けに来る王子様

田「みや！！！！！」

勢いよくスタジオのドアが開かれ視線を向ければ大好きな人達がそこに居た

岩「っ！てめぇら！」

『み、…んな、！』

ジェ「遅くなってごめん！」

松「お前ら…顔覚えたからな」

きょもが駆け寄って私の体に自分の着ていたシャツを着せてゆごくんが手際よく手足の拘束を解いてくれて

深「ほら、早く帰ろう。俺らの家にさ」

そう言っていい所を横取りするかのように現れたふっか

森「ほら、みや。俺に掴まってて」

ひょいっ、と軽々しく私を姫抱きにして走り出すしんちゃん

スタジオから出る際後ろを見れば樹とお兄ちゃん達が男共を締め上げていて下手したら謹慎処分になりそうな勢いで心配になった

てか、なんで…

森「さぎちゃんがさ帰ってこないって連絡してきて心配してきてみて正解だったね」

深「ほんとよ、」

森「血、止まんないね…病院連れてく？」

深「そーだな、…みや、病院行ってもいい？」

走りながら言うふっかにうん、と答えると了解と言った2人

流れ出た血の量と気を張っていたせいか力が一気に抜けてまた気を失った

森「…ふっかさん」

深「…あぁ、」

森「俺ねもう見てらんないよ」

深「俺達もだよ」

しんちゃんがグッと私を抱く力を強めた事は誰も知らない

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