パパは人気アイドル (ページ5)

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日曜日② ページ5

テレビ局に着くと急いで楽屋へ向かう私とパパ。

「お兄ちゃん達来てるかな？」

智「パパと違って皆早起きだからねぇ。一人は寝不足じゃない？」

「パパも皆を見習おうよ・・・」

智「えー？Aがいるからいいよ。おっとここだ！」

危うく通り過ぎそうになった楽屋に着いてドアを開けると皆勢揃いしていた。

智「おはよー」

翔「やっと来た。おはよう、リーダー」

和「また起こしてもらったの？あなた、父親なんだから自分で起きれるようになりなさいよ」

雅「ニノも人の事言えないじゃん！ゲームをやり過ぎて起きない時あるじゃん」

潤「二人共、落ち着けよ・・・。あれ？今日って日曜だっけ？」

智「うん、そう。だから連れてきたよ」

「おはよー！皆！！」

パパの後に楽屋へ入って挨拶。

智「今日も一日、Aが一緒だからよろしくー」

「よろしくお願いします！」

雅「Aー！会いたかったよ！」

「いつも電話で話してるよ、雅兄」

翔「A、おはよう」

「おはよー、翔兄。後で勉強教えて？」

和「おはよう、A。新作のゲームが出たんだけどやってみる？」

「おはよう、和兄。どんなゲーム？」

潤「おはよう、A。ちょっとレシピを考えてきたんだけど、教えようか？」

「おはよう、潤兄。教えて！」

嵐のメンバーは私にとってお兄ちゃん。

小さい頃からお世話になってるパパの仲間。

皆、優しくて会うたびに色々話をしてくれたり、知らない事を教えてくれる。

ママとも知り合いみたいだけど、そこは詳しく聞いてない。

ただパパとママは幼馴染みで、パパが芸能界に入ってもママはパパの事が好きだったって事だけは聞いてる。

もしママが居たら私はどうなっていたのかな？

智「A？どうした？」

「ううん、何でもない。パパ達は、この後収録？」

智「まだ時間あるから少し話出来るよ」

「私、喉乾いちゃった。買ってくる！」

潤「俺も行くよ」

「ありがと！潤兄！！」

私と潤兄は自販機コーナーへ向かった。