パパは人気アイドル (ページ18)

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潤兄は風邪だったページ18

病院に着くなり、すぐに診察室へ案内される私達。

診断結果は風邪。

それも結構前からこじらせていたみたいで脱水症状も起こしていたため点滴をしてもらって再び我が家へ。

「後は熱が下がるのを待つしかないね」

智「そうだねぇ。しばらくここで看病だね。Aは学校から帰ってきたら看病任せていい？行ってる間はメンバーで交代しながら看病するから」

「いいよ。終わったら早く帰るようにする」

智「ん。翔くんはニノと相葉くんに潤くんの事を知らせてくれる？」

翔「分かった！」

翔兄が和兄と雅兄へ連絡している間に氷枕を用意してついでに冷えピタの替えも持って潤兄の部屋へ戻った。

「潤兄、寝てる？」

智「うん。氷枕と冷えピタ持ってきてくれたの？ありがとね。潤くん、ちょっとごめんね？」

パパが体を起こしている間に素早く氷枕を入れた。

「冷えピタ替えるよ？」

潤「ん・・・」

「あ、起こしちゃった？」

潤「ここは・・・？」

智「おいらの家だよ。病院から帰ってきたの。熱が下がるまで安静ね？」

潤「え・・・？」

「そんな状態で行くって言ったらパパが怒るからダメだよ、潤兄。学校が終わったら私がそばにいるけど、それまではパパ達がそばにいるからね？」

潤「でも・・・」

翔「でもじゃねーの。リーダー、二人に連絡して説明しておいた。運良くAが帰ってくるまで何とかなると思う」

智「それなら大丈夫だね。潤くん、前に無理しちゃダメって言ったでしょ？」

潤「ごめん・・・」

智「これからはおいら達にちゃんと言う事。言いにくかったらAでもいいから。ね？A」

「うん」

智「昨夜、来た時にAが一発で潤くんの様子が変って見抜いたの。だから隠しても無駄だからね？」

翔「そうなの？」

「すぐに分かった。皆、分かりやすいよ」

翔「・・・さすが親子・・・」

「私、潤兄のお粥作ってくる。何か食べないと薬飲めないから」

智「うん、お願い」

潤「リーダー・・・何で俺が具合悪いって分かったの・・・？」

智「んふふ。おいら、これでも子供を育てているんだから分かるよ。一番鋭いのはAの方だけどね。おいらに似たみたい」

潤「そっか・・・」

翔「潤、もう寝な？また熱が上がるから」

こうしてしばらく潤兄を家で面倒見る事になった。