心の絆を勇気に変えろ5 ページ13
Aside
《大丈夫か？》
『うん！レナモン、ありがとう。』
みんな、その場に座り込んでいた。
逃げ切るので一杯一杯だったから…
「とにかく、先を急ぎましょう。何処か、隠れられる場所を見つけるんです。…テントモン、この辺りでそうゆう場所はありませんか？」
《そうでんな…分かりまへんが一緒に探しましょ》
《私も手伝うわ。》
「さぁ、みんな頑張りましょう！」
《私も手伝おう…上から探してみるので、先に行く。》
『お願い、レナモン。』
一行は、先に向かって歩き始めた。
その時、大輔くんと同じデジヴァイスを持つ都ちゃんと伊織くんのデジヴァイスだけ反応を見せた。
私達、旧デジヴァイスは反応なし…
《もしかして、アレのせい？》
《そうでんな。》
《みんな、私達の後に着いてきて！》
ピヨモンの案内の元、辿り着くとエジプトのピラミッドを模したような建物が現れた。
中へ入ると、2つのデジメンタルが並べられていた。そのデジメンタルこそ、空と光四郎の紋章。
愛情と知識……。
持ち上げようと試みた二人、だけど持ち上がらなかった。
その時、二人は太一の言葉を思い出していた…
「❲俺が持ち上げられなかった勇気のデジメンタルを、大輔が簡単に持ち上げたんだ。❳」
大輔くんと同じ…
つまり、二人の紋章を継ぐ者が上げられるって事。
案の定、二人は持ち上げに成功した。
中からデジモンが姿を現したのは大輔くんの時と同じ。
《A。呼んでいたか？》
私とレナモンは心が繋がっている。
だから、来てくれるって信じてる。
私とレナモンは外に出た。
『ねぇ、レナモン。どう思う？』
《…デジモンカイザーか？》
『うん。私とその子、似てるから…』
《そうだな。助けられたからな…もしも、闇に飲まれようとしてるなら助けたい…だろう？》
『うん！…で、検討は付いてるの。様子見に行ってくれる？』
《わかった。》
私が耳打ちをしたら、即座に消え向かってくれた。
「Aさん、行きましょう！」
『光四郎、場所なんだけど…』
と、光四郎にも話してその場所へ助けに行く事に。
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作者名：夜桜姫 | 作成日時：2020年4月10日 2時
