記憶の嘘5【サボ】 (ページ8)

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亀裂ページ8

サボside

「どうすんだよ？」

「どうするって…おい、A！どうして連れて来たんだよ！？」

『だって、ルフィも分かってくれたから…エース、私達分かりあえるはず！ルフィと話そうよ。』

「A～！！！」

「嫌だね！…ま、此処を知られたからには生かして帰すわけにはいかねぇな。…殺そう。」

「あぁ、そうしよう。」

「うわ～！！ごろざれる～！！A～、だずげでくれよ～！！」

『この二人は殺したこと無いから安心して。』

「…ホントか？」

「「ケロッと直りすぎだろ！！」」

『っ！エース、サボ。隠れて！誰か来る。…ルフィはじっとして。』

Aはそう言うと、ルフィって奴の縄をほどいて茂みに隠れた。

「A、助かった。」

『あいつは？』

「あいつはポルシェーミだ！！」

「ちっ、ヤバイ金に手出しちまった。」

『何？まさか、エースの金があいつらの？』

「みたいだ。…此処は隠れてやり過ごそう…って、あいつは？」

キョロキョロ探してると、口を開けたままのA。
見てみると衝撃だった。

「「(何、捕まってんだ！！)」」

「エース！A！」

「あのバカ！！」

「ほぅ、エースを知ってるみてぇだが何処にいるか知ってるかァ？」

『…ルフィ…。』

「し、知らねー3」

「(嘘ヘター！！)」

あいつ、話さねぇのか？
此方としては好都合だが…。

「なら、お前を連れてくさ。」

「離せー！！！」

『ルフィ！』「待てよ、A！！」

俺は出てこうとするAを止めた。

『どうして止めるの！？ルフィ、助けてくれたんだよ！！』

「…お前らしくもねぇよ。」

『え？』

「ルフィばっか…あいつは弱虫で！何もできねぇ奴なんだよ！いい加減気付けよ！！」

「おい、エース。」

『どうして分からないの！！…ルフィは優しい子なんだ！その上、私達と同じ寂しさを持ってる！…エースこそどうしちゃったんだよ！！…今のエースは、私が好きなエースじゃない。…ルフィを助けてくる。』

「え？A！！…エース！！」

「…俺達は、宝を移すぞ…。」

俺は、二人を見ながらエースに着いていって宝を移していた。