記憶の嘘5【サボ】 (ページ25)

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三人の絆ページ25

Aside

あれから、エースとルフィはまた修行を始めました。

そして、17歳となりエースと私は出航の日を迎えるのでした。

「A、いつかお前を迎えに行くからな？」

『まずは名を挙げてよね？』

「いや、俺の船だ！！」

「ルフィは出航してからそれを言え。」

『エースの言う通りね！』

兄弟の絆は固く結ばれている。
笑いあうなんて…久しぶりに感じていた。

「元気でなー！！」

出航と共にルフィは大きく手を振った。

「さて、お前どうするんだ？」

『有言実行。その為の組織があるのよ。そこにお世話になる！』

「そっか…んじゃ、これでお別れか…。」

『エース。シャンクスって海賊にちゃんと挨拶してきてよ！…私の分まで！』

「わーってるよ！…じゃあな。」

『また何処かで！』

こうして、私達はそれぞれの道へ進んだ。
だが、また交わるとは…思わなかった。

エースが世界政府に捕まり、一度死んだ。
ルフィはショックを受け、死との間にいる。

私は…魔女の末裔。
世界からどう見られようとも、エースを助けたかった。

兄弟でまた会いたかった。笑いたかった。

だから、使ったんだ…死者蘇生を。
代償に左腕が憎き赤犬に落とされてしまったが…。

それでも、エースが生きてる…それでいい。
そして、嬉しいことがもう一つ…。

サボの記憶が戻ったの。