記憶の嘘【サボ】 (ページ16)

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侵入ページ16

コアラside

なんとか侵入できた！
メイド服にも着替えて準備万端！！

静かに抜けると廊下に降りた。
やっぱりね？

『無事に着いたみたいだね？』

「このまま城の情報集めをしましょう！」

私達はまず、地下に向かった。
そこには、国民が囚われているとか…

正しかった。
たくさんの人が牢に閉じ込められていた。

『貴方方は王宮の人間と国民のみんな？』

「あぁ、そうだ。」

「殺されるんだ…」

「あの王様、ひでえ！…ただ、転んで服を汚しただけで死刑とか…」

「理不尽だ！！」

…聞いてみるだけ聞いてみようかな？

「ねぇ、ここに武器庫みたいな所ない？」

「姉ちゃん、何故それを知ってる…？」

『どうやら黒は間違いないみたい。』

「そして、この地下こそが奴のとっておき！」

『サボに連絡しなきゃ！』

「あんたら…一体？」

「ふふ、革命軍なんだ！今はまだ内緒ね？」

「「「か、革命軍！？」」」

『コアラ、出ないよ？』

「サボくんの出ないは今に始まったことじゃないよ…！」

『とにかく上に上がって様子を見よう？』

「…はぁ、Aはサボくんのことが好きなのね？」

いきなりのことで、Aは驚いた顔を見せていた。
ふふ、可愛い！