お互いを褒めないと出られない部屋 諸泉 ページ8
リクありがとうございます
「尊奈門さん！！この前私を置いて逃げましたよね！」
「い、いやあれは不可抗力というか＿」
「お陰様で酷い目に遭ったんですから……でも尊奈門さんなら良いです」
開始早々詰め寄った私に対してたじたじになる尊奈門さん。別にそこまで怒ってないし、これは私のほんの冗談だ。それでも尊奈門さんは本気で捉えていたのか、私が最後に言った言葉を聞いて安心しているよう。
「もう何回来たんですかね、ここの部屋」
「結構な頻度で来ているな……正直こんな形でAとは会いたくない……」
「私と会いたくないって事ですか…？」
「え？！いや違う！……この部屋で会うんじゃなくて、ちゃんと約束を繕って君と会いたいんだ」
「へ」
「この前美味しい甘味処を教えてもらったんだ。その……良かったら行かないか？二人きりで…」
「わ、私でよければ」
「君とが良いんだ、A」
肩を掴まれじっと見つめられる。その真剣な眼差しが、失礼だが可愛い。思わず笑ってしまった私に対し、尊奈門さんは顔を赤くして肩から手を離す。
「これでも勇気を振り絞って言ったんだが…」
「ごめんなさい、尊奈門さんが健気で可愛くて。じゃあこの部屋から出たら一緒に行きませんか？」
「か、可愛い？！可愛いのは君の方だろう！私はずっと前からそう思って………」
そこまで言って閉じる尊奈門さんの口。尊奈門さんは慌てて辺りを見回して看板を見た。
「あ、いや……か、看板のお題が！お互いを褒めるだったから褒めただけで他意はないというか＿＿」
その言葉を聞いて看板を見る。確かにそう書かれているけど、言った直後に見たから厳しい理由だ。…でも尊奈門さんが褒めて下さったなら、私も褒めなきゃいけない。
「尊奈門さんもかっこいいです。色んな事に真っ直ぐで真剣で、優しいですし」
「それは看板のお題だから言っているだけだろう…」
「違います！……これはちゃんとした私の本心です……」
自分で言っても恥ずかしい。尊奈門さんの顔を見るのも躊躇するくらいに。
「……ありがとう、A。それがお世辞でも私は嬉しい」
「お世辞なんかじゃないです…！」
先に部屋を出ようとした尊奈門さんの腕を掴む。視線がぶつかった。
「全部、本当ですから……」
ゴクリと唾を呑む音。尊奈門さんの手がゆっくりと伸びてきた。腕を引かれて部屋を出る。太陽の光がとても眩しく感じた。
キスマをつけないと出られない部屋 雑渡＋照星→←撫でないと出られない部屋 野村
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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