顎クイしないと出られない部屋 山本 ページ35
以前🔞verを書きたいと言ったのですが、需要ある！と言って下さった方が沢山居ましたので落ち着いたら書きたいと思います。今暫くお待ち下さい！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
タソガレドキの小頭、山本さん。タソガレドキの中では1番の良心を持つ方なのではないかと思っている。6人のお子さんをもつ父という立場でもあるからか、比較的優しく接して下さる。
こんな父親がいたらとても嬉しいだろうなぁ。そんな事を考えながら山本さんを驚かそうと背後に忍び寄る。じっと看板を見上げている山本さんは、私の気配に気づいてるかどうか分からない。恐らく気付いてるだろうけど、それでも試したくなるのが性だ。
山本さんを驚かすまであと一歩。あと僅かというところで山本さんは振り返った。バッチリとあった視線は逸らされる事なくじっと私を見据えている。
「何をしてるんだ……？」
呆れたような困ったような顔をされる。私は肩を竦めながら何でもないですと返答した。
「それより、看板にはなんて書かれてましたか？」
「…あぁ、顎クイというものをしないといけないらしい」
「顎クイ…」
「………Aちゃんが大丈夫ならするけど」
「山本さんなら大丈夫です。安心出来ます」
そんな言葉に山本さんはほんの少し首を傾けた。私の言葉の意味を一つ一つ噛み砕くように考えている。
「＿＿＿信頼されているのは嬉しいけど、少し複雑だね」
そうポツリと呟いた山本さんは、ゆっくりと手を伸ばしてきた。もっと警戒心をもて。野村先生にこの前言われたばかりなのに、私は同じ過ちを繰り返そうとしている。
身を引いた私よりも早く山本さんは私の腕を掴んで引き寄せた。
「逃げるな」
そんな山本さんの言葉に体がピシリと固まる。抵抗しない私を見て、山本さんはそっと私の顎に手を添えて上を向かせた。
さっきも視線が混じり合ったのに、今は恥ずかしくて仕方がない。先ほどの気まずい空気は一体どこにいったのか。
「あ、の……山本さん」
「どうした？」
「ち、近いです…！」
「ワザとやってるからね」
山本さんは目と鼻の先。近すぎて山本さんの顔がぼやけている。更に顔が近付いてきて、思わず目を瞑れば頭上からクスクスと笑う声が降ってきた。
「な、何で笑ってるんですか…！」
「いや、何でもないよ。ただ、可愛いなって」
嫌味も皮肉もないその単語。顔を赤くする材料には充分すぎた。
壁ドンと顎クイしないと出られない部屋 諸泉→←接吻しないと出られない部屋 潮江＋食満
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
