接吻しないと出られない部屋 野村 ページ32
リクありがとうございます
「……あの、野村先生？」
じぃっと眉間に皺を寄せて私を見つめてくる野村先生に声をかける。私の問いかけに返答せず、肩を掴んでずっと見てくる。視線に耐え切れずそらすと顎を掴まれて戻された。
「私の知らないところでこんなものを付けるだなんて」
「こ、こんなものとは…？」
「ここですよ」
強く押された首筋。自分の視点からは何も見えない。未だに状況が掴めない私に野村先生はため息をついた。
「貴方、痕付けられてますよ」
「え」
思い当たる節といえば＿＿以前大木先生と野村先生のお二人と共に閉じ込められた時。ほんの一瞬だけ首筋に痛みを感じた時があったけどまさかあの時…？
「気付いてなかったんですか？」
「……誰にも指摘されなかったので…」
「一日中それを見せびらかしていたという訳ですか。全く妬けますね」
「見せびらかしただなんてそんな＿＿んっ？！」
私の言葉を塞ぐように唇を押し付けられる。空気と共に侵入してきた舌は私の舌と絡まる。執拗に追いかけられるが決して荒々しくはない。この行為自体に優しさが存在するかは分からないが、何故か紳士的だと感じてしまう。
「ふあ……ン…」
「A、あまりそんな惚けた顔をしてはいけません」
「だ、だって野村先生が＿＿」
「上級生にもなって��だって��だなんて言わない」
黙りこくった私と野村先生。何とも言い難い空気になる。私の唇を親指でなぞりながら、野村先生は再びため息をつき扉の方を見る。
「……何というか……この部屋に閉じ込められてから感覚が可笑しいですね、私も貴方も」
「それは……そうですね…」
「お題に従わなければ出れないとは言え、それを免罪符に行動するのも正直どうかと思いました。ですが貴方が相手なら話は別です」
「どういう意味ですか…？」
「聡明な貴方なら理解してるでしょう。それよりもっと警戒心を持ちなさい。貴方の留意点はそこですよ」
「う……すみません…」
「＿＿ですが、それを知ってて貴方に接吻する私も私ですね」
振り返った野村先生はいつもより雰囲気が柔らかい。優しく微笑まれ頭を撫でられる。
「さて、忍術学園に戻りましょう。シナ先生に怒られてはいくら私といえど歯が立ちませんからね」
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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