床ドンしないと出られない部屋 諸泉 ページ19
リクありがとうございます
「あ、あの……」
私の視界に入るのは少しだけ顔を紅潮させた尊奈門さんと見飽きた天井。固い床は私の背中を痛める要素としては充分だった。
私の顔に手をついてこちらを見つめる尊奈門さん。声をかけて衿元を掴んでみれば、その手すら床に縫い付けられた。
「尊奈門さん、」
「＿＿好きだ」
「へ」
「私は君が好きだ」
「な、何言って、冗談も程々に」
「これが冗談に見えるのか？！」
手首を抑えている手に力がこもった。痛みに顔を歪めれば、尊奈門さんは押さえつける力を緩める。それでも離してはくれなかった。
「好きでも無い相手に、あんな事出来るわけないだろう…」
ため息混じりに吐露されたその言葉。ふと尊奈門さんとの今までの出来事は思い浮かんできた。どれも恋仲とする様なものばかりだ。側からみれば私達は異端な関係。それは尊奈門さんに限らず、この部屋に来た皆にも通じる。
「で、でも、それはこの部屋から出る為の手段であって」
「そうやってはぐらかすのか？好きという感情さえ有れば良いと君は言っただろう…愛に理由なんて要らないと」
「！」
「A、君の事が好きなんだ。これは嘘でも何でもない、正真正銘の事実だ」
「私は……」
なんて答えるのが正解なのか分からない。黙ったままの私を見て、尊奈門さんは儚げに笑うとそっと手を離した。その姿があまりにも寂しくて＿＿。
「尊奈門さん」
私は無意識に尊奈門さんに手を伸ばしていた。頬にそっと触れると、手の甲を尊奈門さんの手が覆い隠した。そのまま手首を床に縫い付けられる。
唇をギュッと噛み締めて何かを葛藤していた尊奈門さん。そのまま顔が近付いてくる。既にしている接吻が、今になって恥ずかしくなる。思わず目を瞑れば、頭上から笑い声が聞こえた。
「な、何でそんな笑ってるんですか…！」
「いや、あまりにも君が緊張した顔付きで……。私達は既に色んなことを経験したのに今更そうなるのはなんだかなぁ」
「う…恥ずかしいものは恥ずかしいんです！私だって尊奈門さんの事＿＿」
意識してない訳じゃないんですからね、そう小さく呟けばボンッ！とても音が出そうなほど顔が真っ赤になった。
キャンディキスしないと出られない部屋 鉢屋→←接吻しないと出られない部屋 利吉
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です！リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (
レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします！ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます｡ (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…？」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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